UKオリジナル盤専門の中古レコード店
■ 「UKオリジナル盤」の表記について

当店では『そのタイトルにおいて最も発売時期に近い初期に、イギリスでプレスされたレコード』に対して、''UKオリジナル盤'' という言葉を使用しています。

たとえば、アメリカのアーティストがアメリカでリリースした作品の場合、正式にはアメリカ初期プレスがオリジナルとされますが、当店ではその作品が初期にイギリスでプレスされたものにおいては ''UKオリジナル盤'' と表記しております。
その点、ご承知おき下さいますようお願い致します。
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2012年10月
店長日記:3
2012年10月19日
1968年は店主の誕生した年。

そして、何気に「この曲好きだなぁ・・・」と思ったレコードは、1968年作のものが多かっ

たりする。

確かに68年頃は、アメリカでもイギリスでも音楽シーンが大きく変わった時なので名曲も

数多く作られているのだが、これは単なる偶然だろうか? なにか縁のようなものを感じ

る。

68年の曲にはどこか身近で懐かしい感じがする曲が多く、体にすぅ~っとなじんでいくよ

うな不思議な感覚がある。

もしかしたら、当時これらの音楽が常に周りで流れていて、幼い私は無意識のうちに耳

にしていた・・・とか、もしくは産まれる前に母のおなかの中で聴こえていたものが、今レコ

ードを聴いたことで蘇ってきたのだろうか・・・。

しかし、当時(今もだが・・・)我が家は洋楽などを聴く洒落た家じゃなかったしなぁ・・・。

私にとって、永遠に解明されないであろう謎である。
2012年10月14日
コンディション表記の「VG」
これはVery Goodの略。

レコード収集を始めた頃、私はてっきりVGを“とても良い状態のレコード”を指すものだと勘違いしていました。だって、ベリー・グッドなのだから・・・。
ところがVGの上に「EX エクセレント」、「M ミント」があることを知り、それがとんでもない間違いだということを知るわけです。

VGとはキズなどが多くノイズも出て、ジャケットの場合は汚れや破れもある可能性大のいわゆる“やや難あり”のものですが、実は私はそんなVG盤がけっこう好きだったりします。

針飛びはまっぴらごめんですが、レコード特有のプチプチノイズ音、なんだか心が落ち着きませんか? 古いヴォーカル物やフォークを聴いている時とかにパチパチプチプチ鳴っていたりすると「あ~、幸せだなぁ・・・」とか思ったりします。

現に、ヒップ・ホップのサンプリングに使われている音源、あれって必要以上にノイズ鳴りまくりのレコードを選んで使用しているって思いません? もっと状態の良いレコード選んで使えよ!なんて思いませんよね。 みんな無意識のうちにパチパチ・ノイズを「心地よい味のある音」として認識しているのではないでしょうか。

VGのくたびれたジャケも、今まで何十年もどこの国のどんな人が手にして、そしてどのように人から人へ流れて、今ここにたどり着いたんだろう・・・などと想像を膨らませることが出来るので好きです。新品よりも愛着がわくというか・・・出来の悪い子ほどかわいい、みたいな感じでしょうか。

思えば中古レコード収集って、素晴らしい趣味だと思いませんか?
新しい物が次から次へと出てきて物で溢れている今の世の中。昔のレコードを捨てることなく大切に聴いているわけですから。立派な「エコ」ですよね。

たとえお気に入りのレコードがVGだったとしても、私は大事に大事に聴いていきたいと思っています。
2012年10月04日
今になって日本には台風が来たりしていますが、夜ともなるとすっかり秋の風。
皆さん体調など崩していませんか?

今年の夏はとにかく暑かったですね。
毎日毎日うだるような猛暑で、表を歩いていても景色がゆらめいて見えるような・・・。
でも、今から思い返してみれば「ああ、煌めいた季節が去ってしまってさみしいなぁ・・・」
とか思ったりして・・・。

私はそんな気だるい夏が好きですが、ちょっぴりひんやりした風が心地よい今の季節もとても好きです。そして決まってフォークのレコードを取り出してしんみりと聴きます。
夏には滅多に聴かないのですが、この時期はフォークやSSWが大活躍。恐らく、今の空気にぴったりなのでしょうね。

いま聴いているのはJUDEE SILL(ジュディ・シル)。
ご存じかもしれませんが、彼女は不幸な家庭に育ち、彼女自身も10代で家出、2度の離婚、犯罪で服役、麻薬中毒・・・と、波乱の人生を送ります。
世に出したアルバムは2枚(近年になって当時発表されなかった音源がリリースされましたが)、それも評価されることなく、表舞台から姿を消し、70年代末にコカイン中毒によりこの世を去った悲劇のシンガーです。

ナイーブな歌とシンプルなサウンドは最近になって評価され、当時はプレス数も少なかったことから、今では1万円以上で取引されています。人生とは皮肉なものですね。

彼女の1stアルバムを本日、夕方くらいにアップします。
ジャケットのエッジがかなり擦れてしまっているのでお求めやすい価格にて紹介します。

その他、今の季節にぴったりのしっとり系の女性ヴォーカルも出しますので、興味ある方、是非チェックしてみて下さいね。
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