UK Fontana TL 5371 mono
Condition sleeve : EX-- / record : EX+
時代の流れか60年代後半になると、大物ジャズ・プレイヤー達がこぞって当時のヒット曲を演奏したイージー・リスニング寄りの作品を発表し始めます。
ウエスト・コースト・ジャズの立役者のひとりでもあるアルト・サックス/フルート奏者、バド・シャンクが1966年にリリースした本作もそんな1枚です。生粋のジャズ・ファンからはパスされそうですが、ママス&パパスやハーマンズ・ハーミッツ、バート・バカラックやビートルズ、ラヴィン・スプーンフルのナンバーを演奏しています・・・と言えば、ポップス&ソフトロック・ファンは身を乗り出すのでは? さらに、ほぼ全編に女性コーラス&スキャットが配されているので、ラウンジ・ファンも瞬殺です。
イージー・リスニング寄りとはいえ、天下のバド・シャンクですから演奏の腕前は文句ナシ。そしてトランペットはチェット・ベイカー、最強の1枚なのです!
ポピュラー曲に紛れて何気に入っているちょっぴり切なくてスタイリッシュなマーティ・ぺイチの「Gotta Go」、これ、隠れ名曲です!
表ジャケは若干のリングすれ・コーティングすれ、右下に線状の浮きが見られますが、シワは少なくヨレ感もありません。裏ジャケも、一部にリングウエアがうっすら見える程度で概ね良好です。エッジに抜けはありませんが、天部背表紙側に4センチ程のダメージ(剥がれ・黒ずみ)が見られます。
盤は、目に付くスレ・スリキズが見当たらない見た目M-のニアミント盤ですが、微かなチリ付きを感じる箇所がある為EX+としました。とはいえ、再生状態は大変良好です。
思わず飾っておきたくなる美女ジャケ、ツヤツヤにコーティングされた英国プレスで是非どうぞ!
UK盤。片面コーティング・ジャケット。
Texturedラベル。
マトリクスは1L 1/2L 1