UK Fontana 688 001 ZL mono
Condition sleeve : VG+ / record : EX
１９２６年オハイオ州出身のバド・シャンク。ウエストコーストを代表するアルト・サックス奏者です。
本作は米 World Pacific から発表された１９５９年のアルバム（英国盤は Vogue）『Holiday In Brazil』(WP-1259)の、ジャケ／タイトルを変え６２年頃に改めてリリースされたＵＫ独自のアルバムです。
ブラジル生まれのギタリスト、ローリンド・アルメイダを迎えての本作、軽やかなアンサンブルを聴かせる「Rio Rhapsody」、憂いを帯びたギターが素晴らしい「Nocturno」、眩い陽射しを感じさせる「The Color Of Her Hair」、スタイリッシュなサンバ「Choro In ''A''」「Carioca Hills」といったローリンドのナンバーをはじめ、バドとローリンドの共作「Lonely」、バドのフルートが味わえる自作の「Mood Antigua」、ロジャーズ＆ハートの「Little Girl Blue」や「I Didn't Know What Time It Was」等を収録。
若かりし頃のゲイリー・ピーコック（ベース）とチャック・フローレス（ドラムス）が２人をサポート。ラテン音楽流行前にいち早くボサノヴァ／サンバを取り上げたバドのセンスに拍手。優雅で心地良いひとときを紡ぎ出すブラジリアン・ジャズの傑作です。
表ジャケは若干のリング／コーティングすれ、右上角に１×３センチの剥がれ、左上に４センチの白いヘアライン（キズ）が見られますが、シワは少なめです。裏ジャケは周囲に黄ばみ、左上角周辺のエッジにスレ・ヨレ等のダメージ、所々にシミや指紋汚れが散見されます。四隅の角にスレ剥がれ有り。全体的に経年／使用感／傷みが見受けられる為ＶＧ評価としましたが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤はほんの僅かな紙スレやヘアライン、Ａ３に小さなスレが見られますが、音に影響するような深いキズの無いキレイめな盤面です。軽い底チリ・ごくたまに軽微なチリプチを感じる箇所はありますが、鑑賞の妨げになるような酷いノイズは一切ナシ。再生状態は両面共に良好です。
ＵＫ盤。片面コーティング・ジャケット。
Ｔｅｘｔｕｒｅｄ内溝ラベル。
マトリクスは 1L 1 / 2L 2
