UK Vogue LAE 12018 mono
Condition sleeve : VG / record : EX
1929年オクラホマ州出身のチェット・ベイカー。 ウエストコースト・ジャズを代表するトランペット奏者で、シンガーとしても高い評価を受けています。
1955年の本作『Sings And Plays』は、名盤『Sings』の続編とも言える内容ですが(英国では本作の方が先にリリースされており、両作品とも『Sings』というタイトルのようです・・・)、本作は瀟洒なストリングスも加わり、オープニングの「I Wish I Knew」から甘美で優雅な世界に惹き込まれます。トランペットとヴォーカルのバランスが実に絶妙で、「You Don't Know What Love Is」や「I Remember You」、「Long Ago And Far Away」、「Someone To Watch Over Me」、「Just Friends」等、素晴らしいのひと言に尽きるナンバーが並びます。 バド・シャンクやラス・フリーマン、レッド・ミッチェルといった最高の面々が彼をサポートしています。
アンニュイでソフトなチェットの歌声、一度耳にしたら抜け出せない不思議な魅力を放ちます。彼のヴォーカリストとしての地位を確固たるものにした永遠の名盤です。
表ジャケは微かなリングすれ、取り出し口に3センチと1センチの破れが見られます。 裏ジャケは取り出し口沿いにコーティング剥がれ、左上にプライス・シール、右上にスタンプ有り。 エッジは角と取り出し口上下に剥がれ・スレが見られますが、抜けはありません。 両面共にシワは少なめですが、コーティングに経年による黄ばみが見られツヤも少ない感じです。 以上の事からVGとしました。
盤は極々僅かな表面スレ・数本のヘアラインが少し見られるのみ。スリキズ等は特に無く、キレイな盤面です。微かな底チリを感じる箇所はありますが、耳障りなノイズは無く、再生状態は非常に良好です。
英国プレスは大変希少です。ジャケはイマイチですが盤質はとても良好、おススメの名作です。
UK盤。両面フル・コーティング折り返しペラジャケ。溝ありラベル。
マトリクスは1B/1B
インナー・スリーブは片サイドに抜け有り。