UK Verve VLP 9022 mono
Condition sleeve : EX- / record : EX-
１９２７年ニューヨーク出身のジェリー・マリガン。ウエスト・コースト・ジャズを代表するバリトン・サックス奏者です。
本作は、ボブ・ブルックマイヤー（トロンボーン）を迎えてのピアノレス・カルテットによる１９６２年録音です。
バリトンとトロンボーンの２管というと若干重苦しいイメージがありますが、本作は軽やかなナンバー中心の構成で、小気味良くスウィングする「I'm Getting Sentimental Over You」や、自作曲の「Piano Train」「Love In New Orleans」、ブロードウェイ・ミュージカルの「I Believe In You」等々、ソフトで滑らかなアンサンブルを聴かせます。黄昏感漂うバラード「Lost In The Stars」の歌心溢れるまろやかな音色には思わずため息・・・です。ビル・クロウ（ベース）とガス・ジョンソン（ドラムス）が２人のプレイをより引き立てています。
表ジャケは若干のリング／コーティングすれ、右下角に２センチ程の裂け、右上角に５ミリの裂けとコーティング浮き、左上背表紙沿いや左下底エッジ沿いに少々のコーティング浮き、中程に緩やかな折れによるスレが真横に２本走っていますが、エッジ沿いのシワは少なめでツヤもまずまず良好です。裏ジャケは中程真横に折れによるスレ汚れが１本走っていますが、目立つ汚れや書き込み等は無く概ね白さを保っています。四隅の角および底エッジの一部にスレ剥がれ有りですが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤はうっすらとした表面スレや紙スレが光にかざすとチラホラ散見されますが、音に影響するようなキズはありません。Ｂ１で一瞬のビリ付きを感じる箇所がいくつかありますが、耳障りなノイズは特に無く底チリもわずか。再生状態はＥＸ以上、大変良好です。
ＵＫ盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスは１Ｓ／１Ｓ
無地の薄紙インナースリーヴです（ヨレ＆片サイドに裂け有り）
