大塚レコード

UK Decca SKL 5127 stereo
Condition sleeve : VG++ / record : EX+ / EX


１９４４年ロンドン生まれのジョナサン・キング。音楽プロデューサーとしても活躍した英国のシンガーソング・ライターです。
本作は１９７２年にリリースされたセカンド・アルバムです。
ガレージロック・バンド、ホンブレズのカバーで全英２６位を記録した「Let It All Hang Out」、ベルギーやオランダでヒットしたニール・ダイアモンド作「Cherry, Cherry」といったシングル曲をはじめ、荘厳でゴージャスなビート・ポップにアレンジされたバート・バカラックの「I Say A Little Prayer」、のどかな雰囲気漂うグッドタイム・ミュージック風「Lazybones」、ダイアナ・ロス＆ザ・シュープリームスの「Stop! In The Name Of Love」、Ｂ.Ｊ. トーマスの「Hooked On A Feeling」、ストリングスをフィーチャーしたポピュラー・ソング「When I Fall In Love」、そして穏やかなカントリー・フォーク「Grass Is Good」や、エンジン音全開の疾走Ｒ＆Ｒ「Speed Freak」等の自作曲を収録。
カバー曲中心の構成ですが、注目すべきは卓越したアレンジ・センス。斬新な解釈を織りまぜつつも原曲の良さが失われていないのはサスガです。キングの類い稀な才能が光る隠れた傑作です。


表ジャケは若干のリング／コーティングすれ、左上角付近に赤い塗料のような汚れ、背表紙沿いにコーティング浮き、エッジ沿いに微細なシワが散見されます。黒が基調の為浮きやスレが少し目立つかもしれませんが、ツヤは概ね良好です。裏ジャケは極々僅かなリングウエアやスレ汚れが見受けられる程度。大きな汚れや書き込み等はありません。抜けは無く背文字も鮮明、角スレも少なめです。
盤は目立つスレ・スリキズの無いＡ面をＥＸ＋、極薄の紙スレが光にかざすと微かに見えるＢ面をＥＸとしましたが、両面共にとてもキレイな盤面で、ラベルのヒゲも１本です。Ａ７のイントロとＢ７の前半で砂キズによる３回のプチをそれぞれ拾いますが、いずれも軽いものです。全体通して耳障りなノイズは一切無く、底チリもわずか。大変良好な再生状態です。

ＵＫオリジナル盤。片面コーティング・ジャケット。
マトリクスはＰ－１／Ｐ－１