大塚レコード

UK United Artists ULP 1018 mono
Condition sleeve : EX-- / record : EX+


１９２６年ノースカロライナ州出身のジョン・コルトレーン。２０世紀のジャズ界最大の巨匠と言われるテナー・サックス奏者です。
１９６２年の本作は、５９年にリリースされたセシル・テイラーのアルバム『Hard Driving Jazz (UAL 4014)』の再発盤。ジャケ／タイトル／曲順を変え、名義もコルトレーンにした曰く付きの作品です。
セシル・テイラー（ピアノ）、ケニー・ドーハム（トランペット）、チャック・イスラエル（ベース）、ルイス・ヘイズ（ドラムス）のクインテットで１９５８年１０月１３日にニューヨークで録音された本作、ブルージーなドーハム作の「Shifting Down」、軽快にかっ飛ばす「Just Friends」、テイラーの奔放なピアノが際立つ「Like Someone In Love」、イスラエル作の「Double Clutching」の４曲を収録。
ピアノの不協和音と他のメンバーによる王道寄りの演奏が何ともスリリングな１枚です。


表ジャケは微かなリング／コーティングすれ、取り出し口上下に１センチ程の裂け、取り出し口に少々のスレ剥がれ、左下角に若干のダメージ、背表紙沿いに数本のシワが見受けられますが、ツヤはまずまず良好です。裏ジャケは取り出し口沿いに仄かな黄ばみを感じますが、全体的には白さを保っています。やや経年／使用感有りの為ＥＸ－－としましたが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤は極薄のヘアラインがＡ面に１本微かに見えるのみ。両面共に目立つスレ・スリキズの無いほぼニア・ミントの美盤です。Ａ１とＢ１のイントロで６〜７回のチリプチを感じますが（どちらも目視で確認出来るようなキズは無く同じようなノイズの為、プレス・ミスかもしれません）、そこ以外に気になるノイズは特に無く底チリもわずか。大変良好な再生状態です。
Ａ１終盤ベース・ソロ部で極々僅かな周回ノイズを感じますが（こちらもキズはナシ、目に見えない汚れによるものかもしれません）さほど気にならない軽い軽いものです。
Ａ面ラベルにサンプル・ステッカー有り。

ＵＫ盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスは１Ｓ／１Ｓ