UK Capitol ST 2699 stereo
Condition sleeve : VG+ / record : EX-
1919年英国ロンドン生まれの盲目のジャズ・ピアニスト、ジョージ・シアリング。40年代後半に渡米、以後アメリカを活動拠点とします。多くの優れた作品をリリースしている彼ですが、60年代後半の作品群は特に要注意、とんでもない名作が紛れていたりします。
1968年の本作もそんな1枚で、テディ・ランダッツォの「Goin' Out Of My Head」、バート・バカラックの「I Say A Little Prayer」、トニー・ハッチの「Don't Sleep In The Subway」、ジム・ウェッブの「By The Time I Get To Phoenix」、アソシエイションの「Never My Love」等々、曲目を見ただけで思わず胸が高鳴る方も多いのでは? そして唯一の自作曲「Morse Mode」も、ジョージのピアノが冴えるグルーヴィーなナンバーです。
程良いビート&優雅なストリングスに男女混声コーラスが融合、ソフトロック〜コーラス・ファン必聴の傑作です。
表ジャケはやや多めのリング/コーティングすれ、右下取り出し口に1センチ弱の破れ&ヨレ&スレ剥がれ等のダメージ、エッジ沿いにヨレジワや細かなシワが散見されます。裏ジャケは取り出し口に若干のヨレ、うっすらとしたリングウエア、周囲に仄かな黄ばみ、コーティングふちに薄汚れが見受けられます。四隅の角および天/底エッジの所々に剥がれが散見されますが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤はA2とB2の一部に曇り(くすみ)が見られる為EX-としましたが、音への影響はありません。そこ以外は極薄の紙スレやヘアラインが光にかざして微かに見えるのみのキレイな盤面です。耳障りなノイズは一切無く、底チリもわずか。再生状態は両面共にEX以上、大変良好です。
EMI・1ロゴのセカンド・ラベルですが(初版はレインボウ・ラベル)、マトリクスは初版と同じA6です。
UK盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスはA6/A6
マザー番号:スタンパー・コードは 1:G / 1:O
カンパニー・スリーヴに仄かな黄ばみ、片サイドに抜け有り。