UK Parlophone PMC 1107 mono
Condition sleeve : VG++ / record : VG++
１９２５年スコットランドのグラスゴーで生まれたトミー・ワット。英国のＴＶ／映画界で活躍したバンド・リーダー＆ピアニストです。
本作は、大所帯のビッグ・バンドを従えて録音された１９５９年のアルバムです。
リラックス・ムードの中での穏やかなスウィング・チューン「Life Is Just A Bowl Of Cherries」や「Sugar」、タビー・ヘイズの疾走感に満ちたテナーが素晴らしい「Embargo On Escargot」、同じくヘイズのヴィブラフォンが味わえる「Black Coffee」、ワットのチェレスタが夢見心地に響く「Small Fry」、晴れやかでチャーミングな「Victorian Plums」、ラテン・パーカッションがアクセントの「(If I Knew You Were Coming) I'd've Baked A Cake」、スタイリッシュなスウィング・ナンバー「Sugar Mixture」、ドライブ感あふれるビッグバンド・チューン「I'm Putting All My Eggs In One Basket」等を収録。
前述のタビー・ヘイズに加え、ロニー・ロスやフィル・シーマン、ジョニー・スコットといった大物達も名を連ねた本作、ダイナミックでキレのある演奏を聴かせます。知る人ぞ知るブリティッシュ・ビッグバンドの隠れた名盤です。
表ジャケは若干のコーティングすれ、天エッジ沿い中程に剥がれ＆コーティング剥け、取り出し口の一部にごく僅かなヨレ・ムケが見られますが、エッジ沿いのシワは少なめです。裏ジャケは経年による紙の変色、リングウエア、右上角付近に青ボールペンの書き込み、折り返し天部に黄ばみ汚れ、取り出し口中程にスレヨレが見受けられます。２センチ程の天割れ、四隅の角および底エッジの一部にスレ剥がれ・ムケが見られますが、背文字は鮮明です。
盤は紙スレやヘアライン、細かなスリキズがまばらに散見されます。多くが音には影響しない表面的なものですが、Ａ２後半で２０回程、Ａ３前半で１０回程、Ｂ１イントロで５回（内１回は大きめ）、Ｂ５前半で１０回前後の周回プチをはじめ、所々で軽微なチリプチを感じる盤です。鑑賞の妨げになるような酷いものは殆ど無く底チリも少なめですが、多少のノイズはＯＫという方のみご検討下さい。ＶＧお買い得価格ですが、ゴールド・パーロフォンならではの鮮やかな音質は十分にお楽しみいただける再生状態です。
ＵＫオリジナル盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスは１Ｎ／１Ｎ
