UK Fontana STL 5195 stereo
Condition sleeve : VG / record : EX- / VG+
1935年ロンドン生まれのテナー・サックス奏者、タビー・ヘイズ。ブリティッシュ・ジャズ界を代表する名プレイヤーです。
本作は、ツアーで渡米した際にアメリカのジャズメン達と吹き込んだ作品。ジミー・グルーミー《ジェームス・ムーディーの変名》(テナー・サックス/フルート)、ローランド・カーク(テナー/マンゼロ/ストリッチ/フルート)、ウォルター・ビショップ・ジュニア(ピアノ)、サム・ジョーンズ(ベース)、ルイス・ヘイズ(ドラムス)による豪華なセッション、1962年6月23日ニューヨークでの録音です。
それぞれの伸びやかなプレイを堪能出来るカーク作の「I See With My Third ''I''」、ご機嫌なテナーが際立つ疾走チューン「Stitt's Tune」、味わい深いブロウに魅了されるバラード・メドレー「If I Had You 〜 Alone Together 〜 For Heaven's Sake」、ヘイズのヴィブラフォンが味わえる「Afternoon In Paris」「Lady ''E''」を収録。
白熱のテナー・バトルではなく、各自が楽器を持ち替えて多彩なアンサンブルを披露。リラックス・ムードの中での名演です。
表ジャケは取り出し口に水濡れによる波打ち、中程に僅かな破れとスレ剥がれ、エッジ沿いに微細なシワが散見されますが、表面スレは少なくコーティングもツヤツヤです。裏ジャケも取り出し口に波打ちとシミ、左上に鉛筆の小さな書き込み、周囲にやや濃い目の黄ばみが見られます。ウォーター・ダメージ有りの為VG評価としましたが、抜けは無く背文字も鮮明です。但し四隅の角および底エッジの所々にスレ剥がれが散見されます。
盤はほんの僅かな表面スレと小さな浅キズが見られるA面をEX-、やや太い目立つ線スレ(音への影響は殆どありません)が2本見受けられるB面をVG+としました。A3後半で浅キズによる軽微なプチを10回程度、B3後半で睫毛ほどのキズによる ''チッ'' というノイズを2箇所でそれぞれ10回前後拾いますが、いずれも軽いものです。時折軽微なチリプチを感じる箇所はありますが、鑑賞の妨げになるような酷いノイズは特に無く底チリも少なめ。再生状態は概ねEXクラス、両面共に良好です。
UKオリジナル盤。コーティング折り返しジャケット。
Textured内溝ラベル。
マトリクスは1Y*1/2Y*3
インナースリーヴに黄ばみ・シミ・ヨレ・細かな破れ有り。