UK HMV CLP 1457 mono
Condition sleeve : EX- / record : EX-
1922年デンマーク出身のカイ・ウィンディング。J.J.ジョンソンと並び、モダン・ジャズ界において第一線で活躍した白人トロンボーン奏者です。
本作は、1960年ニュージャージーのヴァン・ゲルダー・スタジオで録音された3つのセッションで構成。ジョニー・メスナー、ジミー・ネッパー、トニー・スタッドをはじめとするトロンボーン・セクションを率いての演奏です。
ビル・エヴァンスがピアノで参加した「Black Coffee」「Bye, Bye, Blackbird」「Michie (Slow)」をはじめ、オラトゥンジのコンガが冴える「Speak Low」、アンニュイな味わいの「Lil Darlin'」、ガーシュウィンの名バラード「Love Walked In」、チャチャチャのリズムが心地良い「Mangos」、そして疾走感溢れる「Impulse」や、都会的グルーヴの「Michie (Fast)」といった自作曲を収録。
メンバーは他にロス・トンプキンス(ピアノ)、ボブ・クランショウ、ロン・カーター(ベース)、アル・ベルディーニ(ドラムス)等が参加。ぶ厚くて淡いトロンボーンのアンサンブルが絶品、リラックスして聴ける名盤です。
表ジャケは角付近の表面に若干の波打ち(ヨレ)、背表紙沿いに僅かなコーティング浮きと細かいシワが散見される為EX-としましたが、コーティングのツヤは良好です。左上/右上/右下角付近にごく僅かなスリキズ有り。裏ジャケは天エッジ沿いに水濡れによるものと思われるシミが見受けられますが、殆ど目立たない極薄のものです。四隅の角および底エッジの一部にスレが見られますが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤は薄い紙スレや線スレ・ヘアラインがまばらに散見される為EX-としましたが、大半が音には影響しない表面的なものです。曲間部や静かな箇所で軽い底チリ・チリプチ、A4前半やB3ラスト〜B4前半などで微細な周回プチを感じますが、鑑賞の妨げになるような酷いノイズは特にありません。再生状態は両面共に概ね良好です。
UK盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスは1S/1S