UK Columbia SX 6051 mono
Condition sleeve : VG++ / record : EX--
1926年南ロンドン出身のスタン・トレイシー。ブリティッシュ・ジャズ界において欠かすことの出来ないピアニストです。
1966年の本作は、ビッグ・バンドを率いての録音。ルイス・キャロルの児童小説『不思議の国のアリス』にインスパイアされて制作された1枚です。
疾走感に満ちたオープニング・ナンバー「Alice In Jazz Land」を筆頭に、力強くスウィングする「Afro-Charlie Meets The White Rabbit」、グルーヴィーな高速チューン「Murdering The Time」、モーダルでエレガントなバラード「Fantasies In Bloom」、ダイナミックでキレのあるワルツ「Portrait Of A Queen」等を収録。
一糸乱れぬ迫力のアンサンブルは鳥肌モノ、痛快です。テナー・サックスのタビー・ヘイズやロニー・スコットをはじめ、参加メンバーも超豪華。英国ならではの粋でゴージャスなビッグバンドの大名盤です。
表ジャケはやや多めのリング/コーティングすれ、右上角付近にシール剥がし痕、エッジ沿いにシワ・ヨレジワが散見されます。暗色が基調の為、経年/使用感が若干目立ちます。裏ジャケは微かなリングウエア、コーティングふちに薄汚れ、取り出し口に僅かなヨレが見受けられます。四隅の角に少々のスレ剥がれ有りですが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤は薄い紙スレや線スレ等の表面スレがチラホラ見受けられます。見た目概ねEXの盤面ですが、B1前半で4ミリ程度の小キズによる20回ほどのプチをはじめ、軽い底チリ・時折チリプチを(特に静かな曲で)若干感じる盤の為マイナス2つ付けました。とは言え鑑賞の妨げになるような酷いノイズは特に無く、両面とも概ね快適に再生します。
※ノイズを拾いやすいステレオ針で試聴した感想です。
UKオリジナル盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスは1/1
インナースリーヴの片サイドに極々わずかな抜け有り。