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店長日記

画像: ダイアナ・ドーズ

ダイアナ・ドーズ

2013年03月23日

マリリン・モンロー?
いいえ違います、イギリスの女優、ダイアナ・ドーズです。
どこの国にもいるんですね、こういうお色気系の人って。

1950年代のイギリスを代表するセックス・シンボルで
“英国のマリリン・モンロー”とも呼ばれていたとか。(やっぱりね・・・)

私が初めてこの人を知ったのは
まだレコード収集を始めて間もない頃の、とあるレコード屋でした。
はじめ遠目に見たので「えっ、裸!?」と思い、かなり焦りましたが
よくよく近づいて見ると・・・なるほど、肌色のドレスでした。
とはいえ、雰囲気からしてかなりのお色気系であるということは一目瞭然、
しかもジャケットが特殊で、観音開き仕様!
「裸っぽいドレス着たお色気女優のジャケットで観音開き!? おいおい、これ開いたら一体どんな写真があるんだよ!?」
と、やけに気になったのですが
29800円とかそんな値段だったので
その時は名前だけ覚えて退散した記憶があります。

それから数年経って
念願の入手を果たすわけですが
これが実に素晴らしいヴォーカル・アルバムなのです。
お色気系特有のねっとりとしたヴォーカルを想像していたのですが
とてもキュートな歌声!
ビッグ・バンドにのせて軽やかに歌う彼女の声にすっかり痺れました。
50年代からいくつかシングル盤は出しているようですが
アルバムは60年リリースの本作だけのようです。
今でも時々引っ張り出してきては聴いているお気に入り盤です。

女優としての活動は、15歳でスクリーン・デビューを果たし(1931年生まれ)
数々の映画に出演したものの
持ち合わせていた演技力もそれほど評価されることが無かったようで
全盛期もそれほど長くはなく
お色気&コメディの仕事が多かったようです。

しかしこのアルバム、

・観音開きの特殊ジャケット
・彼女の似顔絵(?)をあしらったラベル
・レッド・ヴィニール

と、1960年というご時世ではまず考えられない特別扱い!
当時の彼女のイギリスでの人気の程をうかがうことが出来ます。
ビートルズのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のジャケットにも登場しています。

残念ながら彼女は1984年に卵巣がんの再発により52歳の若さで亡くなってしまいます。
もっともっと彼女の歌声が聴きたかったですが
彼女がもっとも輝いていた時期の歌声を記録したこのアルバム、
大事に大事に聴いていきたいと思います。


つい先日、このアルバムをもう1枚仕入れることに成功しましたので
準備ができ次第、アップします。
観音開きを開いた写真も載せます。
気になる方はチェックしてみて下さいね!




























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