大塚レコード

UK Esquire 32-080 mono
Condition sleeve : EX- / record : EX-


１９２３年ミシガン州出身のトランペット奏者、サド・ジョーンズ。ピアニストとして活躍したハンクの弟、ドラムの名手エルヴィンの兄としても知られています。
本作はプレスティッジからリリースされたアルバム (PRLP 7118) の、大変貴重なジャケ違いの英国プレスです。彼率いるプレスティッジ・オールスターズによる演奏で、１９５７年６月２１日に録音されました。
軽快にかっ飛ばす「Steamin'」、リラックスしたアンサンブルを楽しめる「Blue Jelly」と「Empty Street」、ブルージーな「Count One」の４曲を収録、いずれもマル・ウォルドロンのナンバーです。
フランク・ウェス（テナー／フルート）、ケニー・バレル（ギター）、マル・ウォルドロン（ピアノ）、ポール・チェンバース（ベース）、アート・テイラー（ドラムス）といった豪華な面々が集結。サド名義の作品ではありますが、ぞれぞれのプレイも存分に味わえる名演奏です。


両面フル・コーティングのペラジャケは、表も裏もごく僅かなリングすれ、背表紙沿いに少々のコーティング浮きが見られますが、取り出し口沿いのコーティング剥がれ・ムケは無く、エッジ沿いのシワも少なめです。表ジャケ背表紙沿いに仄かな色褪せ、裏ジャケのコーティングに若干の変色、タイトルの上に文字痕、折り返し底部中程に黄ばみ汚れ（コーティング剥がれ・ムケを修復した接着剤の痕と思われます）が見られます。四隅の角にスレ剥がれ、底エッジに２センチの亀裂（ムケ）が見受けられますが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤はぱっと見キレイめですが、Ａ１終盤にゴマ粒大のキズ（プレスミス？）＆こすった痕が有りややハッキリとしたプチを１１回、Ａ２中盤で睫毛程のキズによるプチを１７回（内数回はややハッキリ）拾います。Ａ２前半で極薄の小キズによる ''チッ'' という周回プチ、Ｂ１終盤で１０回＆Ｂ２中盤で５〜６回程スレによる ''サッ'' をそれぞれ感じますが、これらはさほど気にならないレベルです。前述の箇所以外はごくたまに軽微なチリプチを感じるくらいで底チリもわずか、再生状態は両面共に概ね良好です。

ＵＫ盤。両面フル・コーティング折り返しペラジャケ。
外溝ラベル。ＦＬＡＴ厚盤。
マトリクスは PRLP-7118-A / PRLP-7118-B（手書き）、RVG（活字）
市販のインナースリーヴです。