UK London LTZ-C 15008 mono
Condition sleeve : EX- / record : EX-〜EX
激レア、UK初版です!
1914年ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のジャズ・ドラマー、ケニー・クラーク。
1922年ミズーリ州セントルイス生まれのサックス奏者、アーニー・ウィルキンス。
本作はそんな2人の共演を収めた米 Savoy からリリースされたアルバムの (MG 120007) 、大変貴重な英国プレス。ニュージャージー州ハッケンサックでの1955年録音です。
優雅にスウィングする「I Dig You The Most」、穏やかなアンサンブルを聴かせる「Cute Tomato」、軽快に疾走する「Oz - The Wizard」、そしてクラークのドラム・ソロ「Now's The Time」等を収録。ウィルキンスの自作曲と、サヴォイのプロデューサーでもあるオジー・カデナが手掛けたナンバー中心に構成されています。
アーニー・ウィルキンス(アルト&テナー・サックス)、セシル・ペイン(バリトン)、ジョージ・バロウ(テナー)、エディ・バート(トロンボーン)、ハンク・ジョーンズ(ピアノ)、ウェンデル・マーシャル(ベース)、ケニー・クラーク(ドラムス)のセプテットによる名演奏。肩の力を抜いてゆったりと味わいたい1枚です。
両面フル・コーティングのペラ・ジャケは、表も裏も微かなリングすれ、エッジ沿いに微細なシワがいくつか散見されますが、コーティング剥がれ・ムケ等は無くツヤも良好です。表ジャケ取り出し口上方に僅かなヨレ(折れ)、裏ジャケは周囲に仄かな黄ばみ、取り出し口中程に1センチの破れが見受けられます。四隅の角に少々の剥がれ有りですが、抜けはありません。デリケートなペラジャケの中ではかなり良好な部類のコンディションかと思います。
盤は極々僅かな表面スレやヘアラインが光にかざして微かに見えるのみ。両面共にキレイめな盤面です。A1とB1に5ミリ幅ほどの微かな曇りのようなものが見られ(ぱっと見気付きません)''サッ'' というノイズを拾いますが、あまり気にならない軽めのもの。A3中盤で砂キズによる3回のプチを感じますが、こちらはややハッキリと出ます。他にもB3やB4の一部で ''チッ'' を拾う箇所有りですが、注意深く聴いて気が付くレベルです。鑑賞の妨げになるような酷いものは特になく、全体通して概ね快適に再生します。
少しだけノイズを拾う盤ですが、英国プレスは大変稀少。是非この機会にご検討下さい!
UK盤。両面フル・コーティング折り返しペラジャケ。
外溝ラベル。FLAT厚盤。
マトリクスは1B/1B
当時のものと思われる英国製半円ビニール袋付。