UK London LTZ-C 15013 mono
Condition sleeve : G / record : EX
1919年ミズーリ州出身のアーニー・ウィルキンス。カウント・ベイシー楽団でも才能を発揮した名アレンジャー&コンダクターです。
本作は5人のトランペット奏者(ドナルド・バード、アーニー・ロイヤル、アイドレス・シュリーマン、ジョー・ワイルダー、レイ・コープランド)を迎え、1955年11月8日にニュージャージーのヴァン・ゲルダー・スタジオで行われたセッションを収めた作品です。
粋なスウィンギー・チューン「58 Market Street」、様々な表情のトランペットを楽しめる「Trick Or Treat」、滑らかに疾走する「Speedway」、キレの良いアンサンブルを聴かせる「Top Brass」、そして「Willow Weep For Me」や「It Might As Well Be Spring」、「The Nearness Of You」をはじめとするバラードのメドレーでは、ロマンティックで夢心地な世界へと誘います。
ハンク・ジョーンズ(ピアノ)、ウェンデル・マーシャル(ベース)、ケニー・クラーク(ドラムス)が5人をサポート。ジャズ・トランペット・ファンは必聴の1枚です。
ぱっと見そんなに悪くは見えない両面フル・コーティングのペラジャケですが、実は損傷大です。底エッジ取り出し口側に12センチの裂け、背表紙側に3.5センチの抜け、裏ジャケの折り返し底部は剥がれて完全に無くなっています。
表ジャケは若干のリング/コーティングすれ、背表紙沿いにヨレジワが見られますが、ツヤはまずまず良好です。裏ジャケは目立つ汚れや変色等は無く白さを保っていますが、取り出し口側の半分近くにコーティング剥がれ、折り返し天部の所々にコーティング剥けが散見されます。但し2重コーティングになっている為、剥がれた箇所もツヤが有り、そんなに目立たない感じではあります。
いっぽう盤はほんの僅かな線スレ・表面スレが光にかざして微かに見える程度。両面共にキレイな盤面です。B1イントロで3〜4回、中盤で6回のプチをはじめ、ごくたまに軽微なチリプチを感じる箇所はありますが、耳障りなノイズは特に無く底チリも少なめ。大変良好な再生状態です。
非常に希少な英国プレスですが、ジャケは残念なコンディションです。画像をよくご覧の上、ご検討下さい。
UK盤。両面フル・コーティング折り返しペラジャケ。
FLAT厚盤。外溝ラベル。
当時のものと思われる半円ビニール袋付。