UK Philips BBL 7328 mono
Condition sleeve : VG++ / record : VG+
激レア、UK初版です!
1932年仏パリ生まれのミシェル・ルグラン。数多くの映画音楽を手掛けたフランスを代表する作曲家/ジャズ・ピアニストです。
本作は、アメリカに渡った彼が豪華すぎる面々を迎えて録音した本格派ジャズ・アルバム。ルグラン自身はアレンジ/指揮に専念、1958年6月に行われたニューヨークでのセッションです。
マイルス・デイヴィス(トランペット)、ジョン・コルトレーン(テナー)、ビル・エヴァンス(ピアノ)が参加した「The Jitterbug Waltz」「Django」「Wild Man Blues」「'Round Midnight」の4曲をはじめ、「Night In Tunisia」や「Stompin' At The Savoy」等のスタンダードを収録。
メンバーは他にフィル・ウッズ(アルト)、テオ・マセロ(バリトン)、ベン・ウェブスター(テナー)、ハービー・マン(フルート)、ドナルド・バード、アート・ファーマー(トランペット)、ハンク・ジョーンズ(ピアノ)等々ちょっと驚きの贅沢な顔ぶれ。
それぞれの演奏は折り紙付きですが、とりわけ注目はルグランのアレンジャーとしての並外れた才能。フランス人ならではの繊細なセンスを存分に発揮、欧州ジャズ特有の気品を随所に感じさせる名演奏です。
両面フル・コーティングのペラジャケは、表も裏も若干のリング/コーティングすれ、ふちに黄ばみ汚れ、コーティングに少々の変色が見られますが、コーティング剥がれ・ムケ等はありません。表ジャケ左上やや広範囲にコーティング浮き、裏ジャケ背表紙沿いに仄かな黄ばみとコーティング浮き、折り返し底部にヨレジワが散見されます。全体的に経年/使用感有りの為VG評価としましたが、抜けはナシです。
盤はうっすらとした表面スレが全体的に、薄い紙スレ・線スレがまばらに、A1〜3にかけてやや目立つ曇り(画像参照)が見受けられますが、音に影響するような深いキズはありません。経年による軽い底チリ・チリプチを感じる箇所はありますが、鑑賞の妨げになるような酷いノイズは特にナシ。A1前半の所々で一瞬の音割れ(ビリ付き)を感じますが、そこを除けば概ねEXクラスの再生状態です。
UK盤。両面フル・コーティング折り返しペラジャケ。
Textured内溝ラベル。
マトリクスは1L=1/2L=1
無地のザラ紙インナースリーヴは、底抜け・黒マジックによる書き込み・パンチ穴・取り出し口に破れ有り。