UK Riverside RLP 375 mono
Condition sleeve : VG+++ / record : EX
1923年オハイオ州生まれのピアニスト&作曲家、ジョージ・ラッセル。先鋭的なミュージシャン達に多大な影響を与えた ''リディアン・クロマティック・コンセプト'' を考案した音楽理論家でもあります。
本作は、エリック・ドルフィー(アルト・サックス/バス・クラリネット)を迎えてニューヨークで録音された1961年のアルバムです。
ドルフィーのアルトが強烈な存在感を示すセロニアス・モンクの「'Round Midnight」、ドン・エリスのトランペットが妖艶に滲むマイルス・デイヴィスの「Nardis」といったスタンダードをはじめ、アヴァンギャルドな個性が際立つラッセルの自作曲「Ezz-Thetic」や「Lydiot」、「Thoughts」等を収録。
ドン・エリス(トランペット)、デイヴ・ベイカー(トロンボーン)、ステファン・スワロウ(ベース)、ジョー・ハント(ドラムス)の演奏も光りますが、とりわけ際立つのは全曲で活躍するドルフィーのプレイ、彼のリーダー作と言っても過言ではない名演です。
表ジャケは微かなリング/コーティングすれ、背表紙沿いやや広範囲にコーティング浮きが見られる為VG評価としましたが、ヨレ感少なめでツヤも概ね良好です。裏ジャケは上部中程に青ボールペンの書き込み、粒状の薄いシミが散見されます。四隅の角にスレ剥がれ有りですが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤はデッドワックスに薄い紙スレ等の表面スレ、音溝部分に極細のヘアライン・線スレがいくつか見られますが、光にかざして分かる程度のもの。両面とも音に影響するようなキズはありません。耳障りなノイズは一切無く、底チリもわずか。再生状態はEX以上、大変良好です。
UK盤。片面コーティング・ジャケット。
Texturedラベル。
マトリクスは1L▽1/2L▽1