UK London / Atlantic LTZ-K 15239 mono
Condition sleeve : EX-- / record : EX+
1926年ノースカロライナ州出身のジョン・コルトレーン。20世紀のジャズ界最大の巨匠と言われるサックス奏者です。
1961年の本作は、旅先のスペインにインスパイアされて制作したもので、アトランティック最終作でもあります。
ジョージ・レーンの変名で参加したエリック・ドルフィーのフルートにジョンのソプラノ、レジー・ワークマンとアート・デイヴィスの2ベースがエスニックでスリリングな雰囲気を醸し出す18分にも及ぶ大作「Ole」、若き日のフレディ・ハバードのトランペットとマッコイ・タイナーのピアノが光るモーダルな「Dahomey Dance」、黄昏感に満ちたマッコイ作の叙情的なバラード「Aisha」の3曲を収録。
それぞれのアドリヴ・ソロをじっくり聴かせながら、緊張感漲る演奏が繰り広げられます。とりわけ大作のタイトル曲は、凄みさえ感じさせる名演です。
表ジャケは微かなリングすれ、背表紙沿いにコーティング浮き、エッジ沿いに細かいシワが散見されますが、ヨレ感は少なくツヤも良好です。裏ジャケは上部両サイドに青インクによる書き込み、右上にシミ、コーティングおよびジャケ周囲に若干の黄ばみが見受けられます。抜けは無く背文字も鮮明ですが、背表紙の所々に指で触って分かる程度のコーティング剥がれ・ムケ有り。
盤は両面共に目立つスレ・スリキズの無い美盤で、ラベルのヒゲも2〜3本です。曲間部や送り溝で少々の底チリは感じますが、耳障りなノイズは一切ナシ。大変良好な再生状態です。
英国オリジナル・プレスは大変レアです。ジャケは若干経年感有りですが、盤質は良好。是非この機会にご検討下さい!
UK盤。コーティング折り返しジャケット。
溝有りラベル。
マトリクスは1B/1B