UK Esquire 32-178 mono
Condition sleeve : EX〜EX+ / record : EX〜EX+
1925年ミズーリ州カンザス・シティ生まれのテナー・サックス奏者、ジーン・アモンズ。
本作は、ボサノヴァ・ブームが到来する直前の1962年にいち早くプレスティッジに吹き込んだアルバムの、大変貴重なジャケ違いの英国プレスです。
歌心に満ちたテナーと、バッキー・ピザレリのスパニッシュ・ギターが心地良い「Pagan Love Song」、アフリカンなテイストを感じさせる「Ca' Purange」、51年のフランス/イタリア映画『アンナ』より「Anna」、ブルースとボサノヴァを融合させた自作曲「Moito Mato Grosso」、暖かな陽の光を思わせるカリプソ・スタンダード「Yellow Bird」等を収録。ハンク・ジョーンズ(ピアノ)、ケニー・バレル(ギター)、アル・ヘイズ(コンガ)をはじめとする豪華な面々が、至福のひとときを演出します。
因みにタイトルの“Bad”とは、スラング英語で“イカした”とか“カッコいい”の意味、決して“悪い”ということではありません。繊細で洒落たボサを連想すると良い意味で裏切られる本作、土臭さが漂うアモンズ流のラテン・ジャズが繰り広げられる“Bad”な傑作です。
表ジャケは微かなリングすれが見られるくらいで、シワ・ヨレは殆ど無く、コーティングもツヤツヤです。裏ジャケは右上にラベルシール剥がし痕が見受けられますが、全体的には白さを保っています。抜けは無く角スレも少なめ、ダメージに弱いペラジャケですがコーティング剥がれ等も無く、極上の部類のコンディションかと思います。
盤はごく僅かな表面スレが光にかざして一部に見える程度。両面共に目立つスレ・スリキズの無い美盤です。耳障りなノイズは特に無く、曲間部等で感じる底チリも少なめ。大変良好な再生状態です。
音質抜群のEsquire盤、コンディションも申し分ナシです。鮮やかで安定した極上のサウンドをお楽しみ下さい!
UK盤。コーティング折り返しペラジャケ。
Texturedラベル。
マトリクスはA/B
当時のものと思われる半円のビニール・インナー付き。