UK HMV CSD 1455 stereo
Condition sleeve : VG+ / record : EX
1923年米ミシガン州デトロイト生まれのミルト・ジャクソン。ヴィブラフォンの第一人者です。
1961年の本作は、インパルスと契約後の第一弾アルバム。大変希少な英国プレスのステレオ盤です。
彼のグルーヴィーなヴァイヴが炸裂するオリジナル曲「Statement」からスタート。ミルトのアドリブからハンク・ジョーンズのピアノ、そしてポール・チェンバースのベースへと引き継がれていく様はスムーズで実に見事です。ドラムスはコニー・ケイが参加。ソフトでふくよかな歌心溢れるバラードの「Slowly」や、小刻みなミルトの演奏が雨だれのように美しい「Put Off」等、MJQ(モダン・ジャズ・カルテット)とは違う、リラックスした普段着のミルト・ジャクソンの演奏が味わえる1枚です。
表ジャケはリング/コーティングすれ、背表紙と底エッジ沿いに長めのシワ・細かいシワが散見されます。裏ジャケは薄いシミ・黄ばみが点在し、やや薄汚れた印象です。折り返し部にシワ・よれ、右下に黄ばみ有り。抜けはありませんが、四隅の角及び天エッジ・底エッジの所々に細かいスレ・剥がれが見受けられます。背文字は鮮明です。
盤はデッド・ワックス部に多少の表面スレが見られますが、音溝部分に目立つスレ・スリキズ等は無く、両面共にキレイめな盤面です。A-1とB-1のごく一部で軽いチリプチ、B-3の終盤で1ミリの小キズによる軽微なプチを6回程度感じますが、全体的には耳障りなノイズは特に無く底チリもわずか。再生状態はとても良好です。
UK盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスは1/1