UK Verve VLP 9172 mono
Condition sleeve : EX / record : VG+++
1929年米ニュージャージー州出身のピアニスト、ビル・エヴァンス。
本作は1966年にニューヨークのタウン・ホールで行われたライヴの記録で、チャック・イスラエルズ(ベース)、アーノルド・ワイズ(ドラムス)とのトリオでの演奏です。
跳ねるようなピアノ・タッチを聴かせる「I Should Care」、ソフトでリリカルな「Spring Is Here」や「Who Can I Turn To」、そしてコンサート直前に急逝した実父に捧げたソロ「In Memory Of His Father」等を収録。深い悲しみを背負いながらのピアノ・プレイが心に沁みます。
因みに、タイトルに“Volume 1”とありますが、“Volume 2”はリリースされていません。
表ジャケはごく僅かなリング・コーティングすれ、背表紙・底エッジ沿いに細かいシワが数本見受けられますが、ヨレ感は無くツヤも良好です。裏ジャケは周囲に極々僅かな薄汚れを感じますが、大きな汚れ・書き込み等はありません。抜けは無く背文字も鮮明、角スレもほんの少しです。
盤は、微かな紙スレ・音溝に沿った表面スレが少々見られますが、音に影響するような深いキズ等はありません。全体的に若干の底チリ、A-2の中盤で4回のプチ、その他ごくたまに軽微なプチが感じられる箇所がある為VG評価としましたが、静かな作品ゆえの厳しめの評価です。耳障りなノイズは特に無く再生状態はEXクラスです。
UK盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスはA-1/B-1