UKオリジナル盤専門の中古レコード店

店長日記

画像: ガイ・スティーヴンス

ガイ・スティーヴンス

2013年05月27日

60年代のロンドンの若者を熱狂させた “スゴイ男” ガイ・スティーヴンス

ガイは1943年生まれ
20歳そこそこでソーホーのクラブでDJとして活躍
選曲のセンスには目を見張るものがあり、連日モッズ達を熱くさせていました

そんな彼の手腕に目を付けたのは
アイランド・レーベルの創始者、クリス・ブラックウェル
ガイに声をかけ、アイランドで新たに始める“SUEレーベル”の運営を彼に任せます

元々SUE(スー)はアメリカのレーベル
米スーからのライセンスを受けての展開でしたが
米スーの作品をそのまま英スーでリリースしたのはごく僅か
自分の耳で“カッコいい”と直感したものだけを採用したガイは
アーティストの有名・無名問わず
ジャンルもR&B、ブルース、ソウル、ジャズ、スカ等様々
しまいには米スー以外の音源さえも英スーから紹介します

元々レコード・コレクターでもあったガイ、
自分の知識と耳だけを信じ、積極的にリリースしていった結果
当時のイギリスのモッズ達だけでなく
数多くのアーティスト達にも絶大な信頼を得るようになります
ガイの選んだサウンドは、どれもカッコよく痺れるナンバーばかり
ジョージ・ハリスンは英スーのカタログを全て所有したとか

『UK・SUEという文字を見たら、どのアーティストであれ買って損はしない』
とにかくモッズ・ファンは必聴のレーベルなのです

音質に関しては、心なしかこもったようなずっしりとした感じ
決してクリアーなサウンドでは無いのですが、妙な迫力に満ちています
却ってそれが若者でごった返す深夜のロンドンのクラブに紛れ込んでしまったかのような
混沌とした雰囲気を味わえる気がしてとっても良いのです

イギリスはもちろんのこと、日本でも熱狂的な“スー・コレクター”が多く
どのカタログも高価で入手困難なのが実情です
米スーとは全く別物の“英スー”の独特な世界
近日中に英スーの音源を集めたオムニバス盤をアップしますので
興味を持たれた方、ぜひチェックしてみて下さいね
















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