UK Immediate IMSP 020 stereo
Condition sleeve : VG+ / record : EX-
キース・エマーソンを中心に、Ｐ．Ｐ．アーノルドのバックバンドとして結成されたザ・ナイス。
１９６８年の本作は、ギタリストが抜けキーボード・トリオの編成となった２ｎｄです。サイケデリックでグルーヴィーな「Daddy Where Did I Come From」、クラシックの影響を受けつつもポップなメロディーが魅力の「Happy Freuds」、シベリウスの『カレリア組曲』を下地に独自の解釈を加えた「Intermezzo From The Karelia Suite」、そしてＢ面すべてを使って収録のタイトル曲「Ars Longa Vita Brevis」は６つの組曲で構成されており、ドラム・ソロあり、アドリブあり、クラシックからの引用あり、と聴きごたえ満点の大作に仕上がっています。
スウィンギン・ロンドンの時代に５年間だけ存在した、インディー・レーベルの先駆けでもあるイミディエイトならではの、独特の世界観が漂う傑作です。
コーティング仕様のジャケットの初回プレスです。
表ジャケはリングすれ、背表紙にやや多めのシワ・コーティング浮き、上下の角に小さなダメージが見られます。下敷きにしたのか、ジャケ中央付近に英文を書いた跡が４行程微かに見えます。裏ジャケは折り返しの一部に黄ばみが見られる以外は概ね良好です。
盤は光にかざすと極細のヘアライン・スレが多少見受けられますが、表面的なものが殆どです。Ａ－２にスリキズが１本あり、中盤で軽い周回ノイズを感じます。静寂部でわずかな底チリ・時折チリプチを感じる箇所はあるものの、再生状態は概ね良好です。
ＵＫオリジナル盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスは１Ｙ－４、２Ｙ－４
インナー・スリーブに僅かな底抜け有り。
