UK Pye NSPL 18171 stereo
Condition sleeve : EX / record : EX / EX-
1932年英国サリー州生まれのペトゥラ・クラーク。42年に子役としてデビューして以来、第一線で活躍したイギリスの国民的歌手です。
本作は1967年にリリースされたアルバムで、''英国のバカラック'' ことトニー・ハッチがプロデュースを担当、悪いハズがありません。
チャーリー・チャップリン作の「This Is My Song」が全英1位を獲得したことにより、急遽この曲とシングルB面だった「The Show Is Over」の2曲を、元々収録されていた「England Swings」「Reach Out, I'll Be There」の2曲と差し替えて新たにリリースされたセカンド・プレスです。
前述の「This Is My Song」、米ビルボードで16位を記録した「Colour My World」、同21位の「Who Am I」といったヒット・シングルをはじめ、アソシエイションの「Cherish」、ビートルズの「Here, There, & Everywhere」等のカバー、そして子供達のコーラスをフィーチャーした「While The Children Play」、ジャッキー・トレント作の「What Would I Be」、ハッチの類い稀な作曲センスが光る名曲「Special People」等々収録。
英国ならではの洗練されたストリングスと程良いビートが融合。彼女もハッチもこの時まさに黄金期、捨て曲一切ナシの名盤です。
表ジャケは微かなリングすれ、エッジ沿いにヨレジワや細かいシワ、米粒ほどの細かな表面スレがまばらに散見されますが、ヨレ感は少なくコーティングのツヤも概ね良好です。裏ジャケは右上にヨレジワとステレオ・ステッカーが剝がれた跡(ステッカーはありません)、折り返し部にシワが散見されますが、表面スレは少なく概ねキレイな印象です。抜けは無く背文字も鮮明、角スレも少なめです。
盤はうっすらとした表面スレが光にかざすとデッドワックスに仄かに散見されるのみのA面をEX、加えて小さな引っ掻きすれや薄キズが2〜3見受けられるB面をEX-としましたが、音に影響するような深いキズはありません。B5イントロをはじめ時折微かなチリプチを感じる箇所はありますが、鑑賞の妨げになるような酷いノイズは一切無く底チリもわずか。大変良好な再生状態です。
2ndプレスとはいえ、初版の僅か一か月後にはリリースされていたようです。ヒット・シングルに差し替えられたことにより、ある意味お得な1枚かもしれませんね。
UK盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスはA-2/B-2
市販のインナースリーヴです。