UK Fontana 6309 011 stereo
Condition sleeve : EX- / record : EX--
イギリス・ケンブリッジ生まれのシンガー・ソングライター、ピート・アトキン。
本作は1970年にリリースされた1stアルバムです。
おもちゃ箱をひっくり返したかのようにメランコリックな「The Master Of The Revels」、叙情的な弦の音色に包まれた「Touch Has A Memory」、英国的翳りと湿度に満ちた「Sunrise」、素朴で優しい歌声が染みるフォーキー・ナンバー「Tonight Your Love Is Over」や「Frangipanni Was Her Flower」、サイケな香りが仄かに漂う「The Rider To The World's End」、アーシーな味わいのR&R調「The Original Original Honky Tonk Night Train Blues」、ティム・バックリーを彷彿とさせる浮遊感あふれるサウンドに気品ある弦楽器が融合した「Girl On The Train」、クラリネットが印象的な哀愁チューン「Laughing Boy」、アコギ弾き語りによる「Beware Of The Beautiful Stranger」に「All I Ever Did」等を収録。
心地良い温もりを感じさせつつも英国の原風景が目に浮かぶ、繊細なナンバーがズラリ。個人的にもオススメ、もっと評価されるべき英国産アシッド・フォークの隠れた大名盤です。
両面フル・コーティングのジャケットは、表も裏もやや多めのリング/コーティングすれ、エッジ沿いにヨレジワや細かいシワが散見されますが、ヨレ感は少なめです。表ジャケ取り出し口上下角付近にごく僅かなスレ剥がれ、背表紙沿いに仄かな色褪せ、裏ジャケ右上角付近に円形シール剥がし痕(剥がし残し)が見受けられます。四隅の角に若干のスレ剥がれ、天エッジに仄かな色褪せが見られますが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤はやや目立つ紙スレやヘアラインが光にかざすとまばらに散見される為EXにマイナス2つ付けましたが、いずれも音には影響しない表面的なものです。A2後半で小さな薄キズによる7〜8回の微かなプチをはじめ、ごくたまに軽微なチリプチを感じる箇所はありますが、鑑賞の妨げになるような酷いノイズは一切無く底チリもわずか。ラベルのヒゲは多いですが再生状態は両面共にEX、大変良好です。
UKオリジナル盤。両面フル・コーティング・ジャケット。
マトリクスはA//1、2Y//1