UK Columbia 33SX 1739 mono
Condition sleeve : EX- / record : EX
英国のキーボード・オルガン奏者、ジェリー・アレンの1965年の作品です。彼が作り出す音色は、いわゆるソウル・ジャズとはひと味違う、ひんやりクールなイージー・ラウンジ的な演奏で、とにかく“心地よい”の一言に尽きます。
本作は、彼のオルガンとドラムスのみのシンプルなもの。とはいえ、ときにエレクトロニックだったり、ときにハート・ウォーミングだったりと、曲によって音像を使い分ける彼のテクニックの見事さには驚かされます。
クールなグルーヴの「My Blue Heaven」、エキゾチックなリズムが気持ち良い「The Very Thought Of You」、郷愁を感じずにはいられない「Londonderry Air」や「Coming Through The Rye」等々。
抑揚のある繊細なプレイが素晴らしい1枚です。
本来は『ジャズ』なのでしょうが、心地よさを優先して『イージー・リスニング』のカテゴリーに入れてみました。
表ジャケは僅かなリングすれ、背部分にこまかいシワが見られますが、抜け等は無く概ね良好です。裏ジャケは、ほんのり黄ばみを感じますが、特に問題はありません。しっかりとしたジャケットです。
盤は、光にかざすと薄い紙スレ・線スレが少し見られますが、目立つスレ・スリキズはありません。キレイな盤面です。B-4の終盤でプチ音が5回出ますが、とても軽いものです。全体的に再生状態は非常に良好です。
UKオリジナル盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスは1U/1U