UK Philips 6369 150 stereo
Condition sleeve : EX- / record : EX-
激レア、フィリップス黒ラベルのUK初版です!
1949年ニューヨーク生まれのビリー・ジョエル。ピアノ・ロックというジャンルを確立させたシンガー・ソングライター/ピアニストです。
本作は1971年に米 Family Productions からリリースされた1stの、大変貴重な英国プレス。プロデューサーとの確執に加え、製作者側のミスによりビリーの声が半音高くマスタリングされてしまった不運のアルバムです。その影響か、当時は全く売れずに即廃盤、83年に再発されるまでの10年以上もの間、幻の1枚と言われていました。再発盤では、ビリーの声も元に戻され、オーケストラを取り除く等大幅に手を加えられていますが、本アイテムは大変貴重なオリジナル音源です!
ピアノの弾き語りによる「She's Got A Way」や「Got To Begin Again」、味わい深いアコギ主体の「Why Judy Why」、切ない旋律が心に染みるインスト曲「Nocturne」等々、繊細で美しい内省的なナンバーが並びます。雨だれのようなピアノが素晴らしい「Falling Of The Rain」、再発盤では短くカットされてしまった「You Can Make Me Free」は5分40秒のロング・ヴァージョン。そして必聴は、壮大なオーケストラが加わる「Tomorrow Is Today」、オリジナル盤でしか聴けない感動的なヴァージョンで涙を流して下さい。
マスタリングのミスでビリーの声が若干高いですが、そんなことはさして気にならない完成度の高さ。賛否両論あるかもしれませんが、個人的には捨て曲一切ナシの大名盤だと思います。
両面フル・コーティングのジャケットは、表も裏も若干のリング/コーティングすれ、背表紙沿いに白いシワ(一部深いシワ)が散見されますが、ヨレ感は少なめでツヤも概ね良好です。四隅の角およびエッジの一部に小さなスレ剥がれが見られますが、抜けはありません。背表紙に微かなシミ&文字の一部にシワ(剥がれ)がかかっています。
盤はうっすらとした表面スレや紙スレが光にかざすとチラホラ見受けられる為厳しめにEX-としましたが、音に影響するようなキズはありません。耳障りなノイズは一切無く、底チリもわずか。再生状態はEX+、大変良好です。
UKオリジナル盤。両面フル・コーティング・ジャケット。
マトリクスは1Y//1、2Y//1