UK Contemporary LAC 12222 mono
Condition sleeve : VG++ / record : VG++
１９２９年米ミズーリ州セントルイス生まれのレニー・ニーハウス。ウエストコースト・シーンで活躍したアルト・サックス奏者です。
本作は１９５４年と５６年に行われた２つのセッションで構成されたアルバムです。
洒脱なスウィング・チューン「Figure 8」や「Patti-Cake」、クールにスウィングする「Blues For Susie」といった自作曲をはじめ、ハンプトン・ホーズのブルース「The Sermon」、マイルス・デイヴィスの「Four」、知的で滑らかな演奏が素晴らしい「How About You」や「Have You Met Miss Jones?」、軽快に疾走する「The Way You Look Tonight」、黄昏感漂うバラード「The Night We Called It A Day」等を収録。
ジャック・モントローズ、ビル・パーキンス（テナー・サックス）、ペッパー・アダムス（バリトン）、ステュ・ウィリアムソン（トランペット）、フランク・ロソリーノ（トロンボーン）、ルー・レヴィ（ピアノ）、レッド・ミッチェル（ベース）、シェリー・マン、メル・ルイス（ドラムス）をはじめ豪華な面々が名を連ねる本作、粋で爽快なアンサンブルを聴かせるウエストコースト・オクテット名盤です。
両面フル・コーティングのペラジャケは、表も裏もごく僅かなリングすれが見られますが、エッジ沿いのシワは少なめでツヤも概ね良好です。表ジャケ右上角周辺にシミとラベルシール剥がし痕、取り出し口中程にまず気にならないレベルのコーティング剥け、裏ジャケ左上角周辺にシミ、左下／右下に少々の角打ちが見受けられます。四隅の角および背表紙の一部にスレ剥がれが見られ文字の一部が消えていますが、抜けはナシです。
盤は薄いヘアラインがＢ面に複数見受けられますが、ぱっと見ＥＸかそれ以上のキレイな盤面です。しかしながら粒状のプレスミスが無数に（各面それぞれ２０箇所以上）散見される為ＶＧ評価です。粒状というよりかは緩やかな気泡状といった感じですので、針飛びは全く無く、音への影響も殆ど無いようです。よくよく耳をすませばごく一部のプレスミスでこもったプツが微かに聞こえますが、演奏に紛れてさほど気にならない印象です。全体的にはごくたまに軽微なチリプチを感じる箇所はありますが、鑑賞の妨げになるような酷いノイズは一切無く底チリも少なめ。再生状態は両面共にＥＸ、大変良好です。
ＵＫ盤。両面フル・コーティング折り返しペラジャケ。
溝有りラベル。
マトリクスは１Ｂ／１Ｂ
