UK Vanguard PPL 11002 mono
Condition sleeve : EX- / record : EX-〜EX
１９１１年イリノイ州シカゴ生まれのジョー・ジョーンズ。カウント・ベイシー楽団で活躍したジャズ・ドラマーです。
本作はそのベイシー楽団の面々が参加した初のリーダー・アルバム、１９５５年の作品です。
ゲストとして招かれたベイシーがピアノを弾いた「Shoe Shine Boy (1st Take & 2nd Take)」をはじめ、テナー〜トランペット〜ピアノへと引き継がれるロマンティックなソロに魅了される「Lover Man」、ジョーンズのドラム・プレイをじっくり味わえる「Caravan」、黄昏色に染まる淡いトロンボーンとミュート・トランペット、テナーの音色に酔いしれるガーシュウィン作のバラード「Embraceable You」、軽快に疾走する自作ナンバー「Georgia Mae」等を収録。
エメット・ベリー（トランペット）、ラッキー・トンプソン（テナー・サックス）、ベニー・グリーン（トロンボーン）、ナット・ピアーズ（ピアノ）、ウォルター・ペイジ（ベース）といった名手達が集結。和気あいあいとした雰囲気が漂う中間派ジャズの名盤です。
両面フル・コーティングのペラジャケは、表も裏も微かなリングすれ、エッジ沿いに微細なシワがいくつか見受けられますが、コーティング剥がれ・ムケ等は無く、ツヤも概ね良好です。表ジャケ左上にラベルシール剥がし痕と薄いスタンプ、裏ジャケ右上にラベルシール剥がし痕有り。角および底エッジの数ヶ所に小さなスレ剥がれが見られますが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤はデッドワックスにうっすらとした表面スレ、音溝部分に極細のヘアラインや線スレが光にかざすといくつか散見されますが、目立つノイズを出すような深いキズは無く、両面共にキレイめな盤面です。経年による底チリ＆時折 ''チッ'' という周回ノイズを拾う箇所はありますが、いずれも軽めのものです。鑑賞の妨げになるような酷いノイズは特に無く、概ね快適な再生状態です。
ＵＫ盤。両面フル・コーティング折り返しペラジャケ。
重量盤。
マトリクスはＡ－１／Ｂ－１
インナースリーヴは後に差し替えられたものです。
