UK Fontana TFL 5176 mono
Condition sleeve : VG / record : VG
1925年カリフォルニア州生れのズート・シムズ。''白人テナーの最高峰'' と称されたサックス奏者です。
本作は英国ロンドンの名門クラブ ''ロニー・スコット'' でのライヴの記録。1961年11月13〜15日にかけての公演です。
快調に飛ばすテナーに痺れる「Love For Sale」や「Desperation」、穏やかで心地良いワルツ調「The Haunted Jazz Club」、心踊るスウィング・ナンバー「Gone With The Wind」、ハロルド・マクネア・カルテットによる「Tangerine」と「Harry Flicks」、ラストを飾るに相応しいロニー・スコット&ジミー・デューカー・クインテットによる疾走バップ・チューン「Suddenly Last Tuesday」の7曲を収録。
ロニー・スコット(テナー・サックス)、ハロルド・マクネア(アルト・サックス/フルート)、ジミー・デューカー(トランペット)、スタン・トレイシー(ピアノ)、ケニー・ナッパー(ベース)、ジャッキー・ドゥーガン、フィル・シーマン(ドラムス)をはじめとする名手達が参加した名ライヴです。
表ジャケはやや多めのコーティングすれ、天エッジ沿い中程に2.5センチのキズ、左下角付近の底エッジに2センチの黒塗り、背表紙沿いにシワが散見されますが、ヨレ感は無くしっかりとしています。裏ジャケは左上折り返し部に12センチの黄ばんだ剥がれ、その下に書き込み、右下折り返し部の欠損、取り出し口沿い中程にシミが見られます。天エッジ23センチ程/底エッジ4センチほど裂けていたようですが、接着剤等で修復されています(内側からも紙テープで補修されています)。VGとしましたが、ぱっと見そんなに悪くはないかと思います。
盤は紙スレやヘアライン・表面スレが多く散見され、細かいスリキズもチラホラ見受けられます。若干の底チリ/チリプチをはじめ、A1後半やA2中盤、B2前半でそれぞれ10数回の周回チリプチ、B4中盤でややハッキリとしたプチを2回、B面演奏終了後拍手の部分で3回の大きめなプチを感じる等、多少ノイズを拾う盤ですが、鑑賞の妨げになるような酷いものは特にありませんでした。ノイズを感じやすいステレオ針で試聴しましたが、UKオリジナル盤ならではの鮮やかな音質は十分に味わっていただける再生状態です。
音質抜群の英 Fontana プレス、VG特価です。見た目や多少のノイズは気にされないという方のみご検討下さい。
UKオリジナル盤。コーティング折り返しジャケット。
Textured内溝ラベル。
マトリクスは1L▽4/2L▽1
近年(恐らく80年代)のインナースリーヴです。