UK Decca SKL 4854 stereo
Condition sleeve : EX / VG+ / record : EX
1946年ロンドン・ハムステッド生まれのマリアンヌ・フェイスフル。ローリング・ストーンズのマネージャーだったアンドリュー・オールダムに見出されデビュー。当時の英国ではダスティ・スプリングフィールドやルル、シラ・ブラック等のガール・ポップ旋風が吹き荒れていましたが、マリアンヌの清楚で翳りのあるヴォーカルはそれらとは一線を画すものでした。
本作は1967年にリリースされた4枚目、デッカ最後のアルバムでもあります。
ビートルズの「Yesterday」を筆頭に、ティム・ハーディンの「Don't Make Promises You Can't Keep」や「Reason To Believe」、ジャッキー・デシャノンの「You Can't Go Where The Roses Go」に「With You In Mind」、ドノヴァンの「In The Night Time」「Young Girl Blues」「Good Guy」、ボブ・リンドの「Counting」、『シェルブールの雨傘』でお馴染みミッシェル・ルグランの「Ne Me Quitte Pas」等を収録。
メランコリックで気品溢れるストリングスと彼女の繊細なヴォーカルがマッチ。英国ならではの音に包まれた大名盤です。
表ジャケは微かなリングすれ、周囲に仄かな黄ばみ、左上背表紙沿いに少々のコーティング浮き、エッジ沿いに微細なシワが散見されますが、コーティングのツヤは概ね良好です。裏ジャケは若干のリングウエア、右上に緑のペンによる小さな書き込み、全体に薄いシミやスレ汚れが散見される等やや経年/使用感有りの為、裏ジャケのみVG評価としました。抜けは無く背文字も鮮明、角スレも少なめです。
盤は極薄の紙スレ、1〜2センチの線スレが4〜5本微かに見受けられますが、音に影響するような深いキズはありません。極々たまに軽微なチリプチを感じる箇所はありますが、耳障りなノイズは一切無く底チリもわずか。大変良好な再生状態です。
UKオリジナル盤。片面コーティング・ジャケット。
溝有りラベル。
マトリクスは1W/1W
インナースリーヴに黄ばみ&片サイドに抜け有り。