UK Decca LK4951 mono
Condition sleeve : VG+ / record : EX
店主不勉強な為、この女の子たちが一体何者なのか判りませんが、PLAYBOY CLUBでのライブ（ショウ？）のようです。恐らくこの娘たちはシロウトではないでしょうか。お世辞にも歌が上手いとは言えず、ハモることなくユニゾンでただ歌い、ライブのハズなのに何故か演奏がフェイド・アウトで終わると、女の子達もばらばらと歌うのを終えてしまうという、なんとも雑な作りのアルバムです。
・・・と、ここまで書くと最悪なイメージですが、特筆すべきはその内容！
トニー・マコウレイ作の「Something Here In My Heart」「Baby,Now That I've Found You」トニー・ハッチの「Call Me」、ダスティ・スプリングフィールドの「I Only Want To Be With You」、しまいにはスプリームズの「Stop! In The Name Of Love」までカバーし、ソフトロック、ガールズ・ポップファンなら涙もののラインナップです。
いい加減な作りでありながら、演奏自体はけっこうしっかりしたアレンジで、パンチがあります。そしてなにより、女の子達が底抜けに明るく元気に歌っていて好感が持てます。
観客の男たちの鬼気迫る歓声も大迫力です。
ジャケットは抜けは無いものの、全体的にスレ・よれ多く、裏面に以前の持ち主のサイン有り、VG+としました。
盤は目立ったスレなど無く、良好です。
７インチを数枚リリースしても、LPを発売することなく消えていったアーティストが多く存在した当時のイギリスで、見事このアルバムを出したバニーズに拍手です。
UKオリジナル。コーティング・ジャケット。１９６８年作。
