UK Decca LK 4878 mono
Condition sleeve : EX- / record : VG+++ / EX-
1948年イギリス・ヨークシャーで生まれたポールとバリーのライアン兄弟。
本作はスウィンギン・ロンドン真っ只中の1967年にリリースされたデビュー・アルバムです。
ハーモニーが冴える爽快ポップ「I Made Her That Way」、キャッチーなメロディーと晴れやかなトランペットが印象的な疾走チューン「Tonight's The Night」、英国ならではの気品漂う「Fifi The Flea」や「Comedy Girl」、そして美しいホーンが黄昏に滲むソウル・バラード「Am I Wasting My Time」や、ラストを飾る壮大な「Silent Street」はかなりの名曲。バディ・ホリーの「That'll Be The Day」やヤードバーズの「I Can't Make Your Way」、ホリーズの「Pay You Back With Interest」といったカバーも聴き逃せないナンバーです。
当時はアイドル的な人気もあった双子のポップ・デュオですが、サウンドはモッズ達から支持されたビート感溢れる重厚なもので、凝ったアレンジにも注目です。レス・リード、マイク・リーンダー、元サーチャーズのクリス・カーティス等がプロデュースを手掛けた本作、英国ロック〜MOD〜ソフトロック等々あらゆる音楽ファンにお薦め出来る大名盤です。
表ジャケは微かなリングすれ、右下角付近に複数のヨレジワ、エッジ沿いに微細なシワが散見されますが、コーティングのツヤは概ね良好です。裏ジャケは僅かなリングウエア、右上にヨレジワ、周囲に仄かな黄ばみ、極薄のシミやスレ汚れが所々に見受けられますが、剥がれや書き込み等はありません。若干の角スレ有りですが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤は薄い紙スレや線スレ等の表面スレが光にかざすとまばらに散見されます。やや目立つヘアラインが4〜5本見られるA面のみVG評価としましたが(画像参照)、いずれも音への影響はありません。曲間部等で微かな底チリは感じますが、耳障りなノイズは一切ナシ。再生状態は両面共にEX、大変良好です。
UKオリジナル盤。片面コーティング・ジャケット。
溝有りラベル。
マトリクスは3A/2A