UK Columbia 33SX 1508 mono
Condition sleeve : VG+++ / record : EX+
1928年イリノイ州シカゴ生まれのウィリアム・ルッソ。ジャズ〜クラシック〜現代音楽の境界を越え活躍した作・編曲家/バンド・リーダーです。
本作はブリティッシュ・ジャズ界の精鋭達を率いて制作されたアルバム。1962年12月21・22日にロンドンで録音されました。
黄昏に滲むトランペットに魅了される「Portrait Of A Count (to Conte Candoli)」、シンフォニックな味わいの「Egdon Heath (to Stan Kenton)」、優雅にスウィングする「Frank Speaking (to Frank Rosolino)」、スリリングなアンサンブルを展開する「Sweets (to Pete Kameron)」や「Bill's Blues」、幻想的なトロンボーンに酔いしれる「Ennui」、ラテンのリズムを取り入れた「23° North / 82° West」等を収録。
ダンカン・ラモント(テナー・サックス)、ロニー・ロス(バリトン)、ジョニー・スコット(アルト)、レオン・カルヴァート(トランペット)、アーサー・ワッツ(ベース)、ケニー・クレア(パーカッション)をはじめとする大物達が参加。ジャケのイメージそのままの、淡い霧と湿度に包まれたかのような気品に満ちた演奏を聴かせる美しい1枚です。
表ジャケはやや多めのリング/コーティングすれ、エッジ沿いにコーティング浮きを伴ったシワ・ヨレジワが散見されますが、ツヤは概ね良好です。裏ジャケは右上にレコード屋のステッカー、右下や右上、曲目部に薄いシミ、右下折り返し部に折れジワ、全体に薄いスレ汚れが散見される等やや経年/使用感有りです。四隅の角および背表紙の一部にスレ剥がれが見られますが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤はデッド・ワックスに僅かな表面スレが散見されますが、音溝部分は目立つスレ・スリキズの無い美盤です。B2中盤で軽い底チリ・チリプチを感じますが、鑑賞の妨げになるような酷いノイズは一切ナシ。両面共に大変良好な再生状態です。
UKオリジナル盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスは2U/1U