UK CBS SBPG 62566 stereo
Condition sleeve : EX / EX- / record : EX-〜EX
1942年テネシー州メンフィスで生まれたソウルの女王、アレサ・フランクリン。
本作は、そんな彼女がジャズ・ギタリストのケニー・バレル率いるカルテットをバックに圧倒的なヴォーカルを聴かせる1枚、1965年2月10日にニューヨークで録音された疑似ライヴ盤です。
伸びやかな歌声が冴える軽快なスウィング・チューン「This Could Be The Start Of Something」や、コール・ポーターの「Love For Sale」をはじめ、アレサのヴォーカルが際立つシンプルな演奏のスロー・ナンバー「Once In A Lifetime」に「Misty」、「Impossible」、ワルツ調にアレンジされた「More」、ラテンのリズムを取り入れた「There Is No Greater Love」、そしてピート・シーガーの「If I Had A Hammer」や、ゴスペル色漂う自作曲「Without The One You Love」といった彼女のピアノも味わえるナンバー等を収録。
プロデュースはクライド・オーティスが担当。観客の話し声やグラスの音などが微かに聴こえる本作、まるでナイト・クラブで聴いているかのような錯覚に陥ってしまいます。本当に疑似ライブなのでしょうか。ジャズ・ヴォーカル・ファンにも是非聴いてもらいたい臨場感に満ち溢れた1枚です。
表ジャケは微かなリングすれ、右下にヨレジワが見られますが、シワ・ヨレ感は少なめでコーティングのツヤも良好です。裏ジャケは少々のリングウエア、左上に数本のヨレジワ、折り返し部ふちに仄かな黄ばみが感じられる為EX-としましたが、書き込みや剥がれ等はありません。四隅の角およびエッジのごく一部に小さな剥がれが見受けられますが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤は数本の線スレ・粒状の表面スレが一部に散見される為EX-としましたが、いずれも音への影響はありません。厳しめの評価です。耳障りなノイズは特に無く、底チリも少なめ。再生状態はEX以上、大変良好です。
UKオリジナル盤。コーティング折り返しジャケット。
Texturedラベル。重量盤。
マトリクスは1A-1/1B-1