UK Parlophone PMC 1068 mono
Condition sleeve : VG-- / record : EX
1925年スコットランドのグラスゴーで生まれたトミー・ワット。英国のTV/映画界で活躍したバンド・リーダー&ピアニストです。
本作は、15人を超える大所帯のビッグ・バンドを従えて録音された1958年の作品です。
ジャケのイメージそのままの心浮き立つ「Won't You Come Home Bill Bailey」や「Scooter Brain」、晴れやかにスウィングする「Easy Street」に「The Piper's Son」、サックスもピアノも快調な疾走チューン「Beaulieu Beef」、軽やかに踊るそよ風のようなフルートが印象的な「Poor Little Rich Girl」、スタイリッシュなピアノとヴィブラフォンが心地良い「Vibe Rations」、そして英国ならではの品の良さを感じさせるスタンダード・メドレー等を収録。
タビー・ヘイズやロニー・ロス、フィル・シーマンといった大物達も名を連ねた本作、ダイナミックでキレのある演奏を聴かせます。知る人ぞ知るブリティッシュ・ビッグバンドの隠れた名盤です。
両面フル・コーティングのペラジャケは、残念ながら傷みが散見されます。
取り出し口以外の3辺にセロテープ補修有りですが、それ程目立たない感じです。表ジャケはやや多めのリング/コーティングすれ、取り出し口沿いにコーティング剥がれ・ムケ、背表紙沿いにコーティング浮き、上部周囲のコーティングに若干の白化が見受けられます。裏ジャケはリング/コーティングすれ、取り出し口上部に僅かな破れが見られます。テープ補強されている為抜けは無いようです。
盤はうっすらとした表面スレ、数本の線スレが光にかざして微かに見える程度。両面共に目立つキズの無いキレイめな盤面です。A5中盤で細かなスレキズによる6回の軽いプチをはじめ、ごくたまに軽微なチリプチを感じる箇所はありますが、鑑賞の妨げになるような酷いノイズは一切無く底チリもわずか。再生状態はEX以上、大変良好です。
UKオリジナル盤。両面フル・コーティング折り返しペラジャケ。
マトリクスは2N/1N