UK Esquire 32-181 mono
Condition sleeve : VG++ / record : EX
1925年フロリダ州生まれのサックス/クラリネット/フルート奏者、ジジ・グライス。
本作はプレスティッジの傍系レーベル New Jazz からリリースされたアルバム (NJ 8262) の、大変貴重なジャケ違い英国プレスです。
リチャード・ウイリアムス(トランペット)、リチャード・ワイアンズ(ピアノ)、ジュリアン・ユエル(ベース)、ミッキー・ローカー(ドラムス)のクインテット編成で、グライスはアルト・サックスを演奏。1960年6月7日、ニュージャージーのヴァン・ゲルダー・スタジオでの録音です。
都会の慌ただしさをテーマにした疾走バップ・チューン「The Rat Race Blues」、都会的な優雅さも感じさせる「Boxer's Blues」といった自作曲をはじめ、メンバーそれぞれの伸びやかな演奏が素晴らしい「Strange Feelin'」、ミッドナイトな雰囲気漂うノーマン・マップ作の「Blues In Bloom」「Monday Through Sunday」を収録。
ブルース・フィーリング溢れる内容ながらも泥臭くない仕上がり。渋くて粋なアンサンブルを聴かせる名盤です。
表ジャケは若干のリング/コーティングすれ、左下角に僅かな剥がれと折れジワ、取り出し口に薄汚れ、エッジ沿いに黒ずんだシワが散見されますが、ツヤはまずまず良好です。裏ジャケはリングウエア、曲目部に米粒ほどの剥がれ、コーティングふちに汚れ、取り出し口/背表紙沿いにシミが散見されます。四隅の角およびエッジの所々に細かいスレ剥がれや黄ばみが散見される等、全体的に経年/使用感有りの為VG評価としましたが、抜けはナシです。
盤は薄い表面スレ・数本のヘアラインが光にかざして微かに見える程度。両面とも音に影響するようなキズはありません。微かな底チリ・ごくたまに軽いプチを感じる箇所はありますが、耳障りなノイズは特にナシ。英 Esquire ならではの高音質サウンドを十分にお楽しみいただける大変良好な再生状態です。
UK盤。表面コーティング折り返しペラジャケ。
Texturedラベル。重量盤。
マトリクスは NJLP-8262-A / NJLP-8262-B (手書き)、RVG(活字刻印)
当時の英国製パラフィン紙のインナースリーヴ付(抜け・裂け有り)