UK Contemporary LAC 12082 mono
Condition sleeve : VG / record : EX+
１９２３年オクラホマ州生まれのバーニー・ケッセル。西海岸を代表するジャズ・ギタリスト＆作曲家です。
本作は５３年の１０インチ盤『Barney Kessel (C 2508)』の８曲に、５６年録音の４曲を加えてリリースされたアルバムです。
夢見心地なギターの音色に酔いしれる「Tenderly」や「What Is There To Say?」、ジョージ・シアリングの「Lullaby Of Birdland」、限りなく美しいフルートに魅了される「That's All」、エリントン・ナンバー「I Let A Song Go Out Of My Heart」に「Just Squeeze Me」等のスタンダードをはじめ、心温まるグッドタイム・ミュージック風「Easy Like」、ラテンのリズムを取り入れた「Bernard」、クールに疾走するバップ・チューン「Vickey's Dream」、多大な影響を受けたエレクトリック・ギタリストのチャーリー・クリスチャンに捧げた「Salute To Charlie Christian」といった自作曲を収録。
バド・シャンク、バディ・コレット（フルート／アルト・サックス）、アーノルド・ロス、クロード・ウイリアムソン（ピアノ）、ハリー・ババシン、レッド・ミッチェル（ベース）、シェリー・マン（ドラムス）が参加。リラックス・ムードの中での端正な演奏が素晴らしい、初期の代表作です。
両面フル・コーティングのペラジャケは、表も裏も取り出し口にツヤ消しテープ（メンディング・テープ）の補修、５〜６本の折れジワが真横に走っている為ＶＧとしましたが、ぱっと見そんなに悪くはない感じです。エッジ沿いに細かいシワが散見されますが、コーティングのツヤはまずまず良好。抜けは無く背文字も概ね鮮明です。
いっぽう盤は、両面共に目立つスレ・スリキズの無い美盤です。耳障りなノイズは一切無く、経年による底チリも少なめ。大変良好な再生状態です。Ａ１ラストからＡ２前半にかけて微かなプチを感じますが、まず気にならない程度の微細なものです。
ＵＫ盤。両面フル・コーティング折り返しペラジャケ。
溝有りラベル。
マトリクスは２Ｅ／２Ｅ
