UK Valiant VS 142 stereo
Condition sleeve : EX / record : EX
1925年ニューヨーク・ハーレム生まれのサミー・デイヴィス・ジュニア。50年代から数多くのヴォーカル作品を残したアメリカを代表するエンターテイナー/俳優/シンガーです。
本作は、61年のアルバム『The Sammy Davis Jr. All-Star Spectacular』と、64年の『Salutes The Stars Of The London Palladium』からチョイスされた楽曲で構成された英国独自の編集盤、1970年の作品です。
ボサのリズムを取り入れた「Smile」、流麗なオーケストラをバックに伸びやかなヴォーカルを聴かせる「Tenement Symphony」、レイ・チャールズの声色を真似た「That Lucky Old Sun」、ルイ・アームストロングが乗り移ったかのような「Be My Love」、そして「Lulu's Back In Town」ではメル・トーメを、「Dance Ballerina, Dance」ではナット・キング・コールにそれぞれ扮しています。
彼の多才ぶりに脱帽、エンターテイナーの真骨頂を存分に味わえる1枚です。
表ジャケは微かなリングすれ、上部中程に折れジワ、エッジ沿いに細かいシワが散見されますが、ヨレ感少なくコーティングのツヤも良好です。裏ジャケは目立つ汚れや書き込み等は無く、概ね白さを保っています。抜けは無く背文字も鮮明、角スレも少なめです。
盤は薄い表面スレ・線スレが光にかざして微かに見える程度。両面とも音に影響するようなキズの無いキレイな盤面です。微かな底チリ・時折軽微なチリプチを感じる箇所はありますが、鑑賞の妨げになるような酷いノイズは特にナシ。大変良好な再生状態です。
UK盤。片面コーティング・ジャケット。
マトリクスはA1/B1
インナースリーヴに仄かな黄ばみ有り。