UK Parlophone PMC 1096 mono
Condition sleeve : VG+ / record : EX〜EX+
1925年イリノイ州シカゴ生まれのメル・トーメ。“男性ジャズ・ヴォーカリストの最高峰”と言われる彼ですが、実は作/編曲家、ドラマー、俳優と、様々な顔を持つマルチな才人でもあります。
本作は1957年2月22日、ハリウッドの名門クラブ“クレッセンド”で行われたライブの記録です。
小気味良くスウィングする「It's Only A Paper Moon」や「I'm Beginning To See The Light」、スキャットを交えての「What Is This Thing Called Love」、ピアノをバックにしなやかで味わい深いヴォーカルを聴かせる「One For My Baby」に「Looking At You」、アコーディオンがアクセント、フランス語でしっとりと歌う「Autumn Leaves」、ラリー・バンカーのヴィブラフォンがドリーミーな「The Boy Next Door」、ピアノにトランペット、パーカッションが乱れ飛ぶ高速チューン「Lover Come Back To Me」等を収録。
彼を支えるのはピアノでも参加しているマーティ・ペイチ率いるコンボ。トーメのヴェルヴェット・ヴォイスをより一層引き立てています。
表ジャケは若干のリング/コーティングすれ、右下角に2センチ弱の裂け、取り出し口上方と天エッジの一部にコーティング剥けが見られますが、シワ・ヨレ感は少なめです。裏ジャケは経年による紙の黄ばみ、鉛筆による小さな書き込みが曲目部に見受けられます。抜けは無く背文字も鮮明ですが、角およびエッジの所々に剥がれが散見されます。全体的にやや使用感有りの為、VG評価としました。
盤はデッド・ワックスにごく僅かな表面スレが見られるのみ。音溝部分は両面共に目立つスレ・スリキズの無い美盤です。耳障りなノイズは特に無く、底チリもわずか。大変良好な再生状態です。
音質に定評のあるゴールド・パーロフォンです。極上のサウンドをお楽しみ下さい!
UKオリジナル盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスは1N/1N