UK Esquire 32-050 mono
Condition sleeve : VG+ / record : EX-
1931年マサチューセッツ州生まれのフィル・ウッズ。
1927年ニュージャージー州出身のジーン・クイル。
本作は2人のアルト・サックス奏者の共演を収めた1957年のプレスティッジの名盤『Phil & Quill With Prestige』のジャケ/タイトル違いの英国プレスです。
ミッドナイトな雰囲気の「Creme De Funk」、2人の息の合ったハーモニーが冴える「Lazy-Like」、小気味良いスウィングを聴かせる「Nothing But Soul」、熟練の技が光る疾走チューン「A Night At St. Nicks」や「Altology」等を収録。すべてフィル・ウッズのオリジナル曲。決して派手さは無いものの、聴く程に味が出るナンバーが並びます。
ジョージ・サイラン(ピアノ)、テディ・コティック(ベース)、ニック・スタビュラス(ドラムス)が2人をサポート、チャーリー・パーカー派の2管アルトによる名演です。
両面コーティングのペラジャケは、表も裏も若干のスレ、経年による変色が見られます。表ジャケは左上にヨレ、取り出し口に少々のコーティング剥け、裏ジャケは微かなリングウエア、右上にシール剥がし痕が見受けられます。抜けはありませんが取り出し口底部に僅かなダメージ(裂け)、背表紙に2本のシワ(切れ)が見られますが背文字は鮮明です。全体に経年/細かな傷みが散見されますが、まずまずのコンディションかと思います。
盤は数本の線スレ・全体的に薄い表面スレを感じる為EX-としましたが、音に影響するような深いキズはありません。経年による底チリ・時折軽微なチリプチは感じますが、鑑賞の妨げになるような酷いノイズは特に無く、英Esquire盤の鮮やかな音質を充分にお楽しみいただける大変良好な再生状態です。
※A/B面のラベルが逆に貼られています。デッドワックスに彫られているマトリクス“A”がA面、“B”がB面です。
UK盤。両面フル・コーティング折り返しペラジャケ。
外溝ラベル。FLAT盤。
マトリクスはA/B(手書き)、RVG(機械刻印)