UK Reprise RSLP 1031 stereo
Condition sleeve : EX / record : EX〜EX+
1915年ニュージャージー州出身のフランク・シナトラ。今さら説明不要の20世紀を代表するシンガーです。
本作は、ソフトロック・ファンから絶大な支持を得る1970年のアルバムです。その理由はプロデュースをボブ・ゴーディオ、曲を手掛けたのがボブとジェイク・ホルムズ、アレンジはチャーリー・カレロにジョー・スコットと、フォー・シーズンズ関係の人物が多く携わっているからでしょう。
舞台は田舎町ウォーター・タウン、妻に捨てられた男の哀しみを歌ったコンセプト・アルバムで、A面は主人公のもとを去っていく妻、B面は残された男の後悔と苦悩といった構成。哀愁漂う「Goodbye」、ワルツ調の「For A While」、メランコリックなイントロにストリングスが加わる「Michael & Peter」、ジム・ウェッブを彷彿とさせる儚くも美しい「Elizabeth」や「What's Now Is Now」、そして子供のコーラスが入る「She Says」から爽やかでいて切ないラストを飾るキラー・チューン「The Train」への流れは秀逸、思わず涙です。
優雅で淡いストリングスとシナトラのソフトなヴォーカルが奇跡の融合、叙情的な世界を綴った知る人ぞ知る大名盤です。
NONコーティング見開き仕様のジャケットです。
表ジャケは左上に米粒ほどのごく僅かな剥がれ、右上に細かいシワと若干のヨレが見られますが、スレは少なく概ねキレイです。裏ジャケは左上角に僅かな折れジワ、右下に微かなリングすれが見受けられます。見開き内側は左上/右上に少々の折れジワを感じますが、全体的には非常にキレイです。四隅の角およびエッジにスレが散見され背文字の一部がかすれていますが抜けはナシです。
盤は極々僅かな表面スレ・線スレが光にかざして微かに見える程度。両面とも音に影響するような深いキズの無いキレイな盤面です。僅かな底チリ・ごくたまに微細なチリプチを感じる箇所はありますが、耳障りなノイズは一切ナシ。大変良好な再生状態です。
当時はセールス的に振るわなかったものの、今やソフトロックファンの必須アイテムとして知られる彼の最高傑作のひとつです。すこし後になってリリースされたブラウン・ラベルですが(初回は3色ラベル)、盤はRSLP規格/マトリクス1の極初期プレスです。是非ご検討下さい!
UK盤。NONコーティング見開きジャケット。
マトリクスはA-1/B-1