UK Fontana STFL 590 stereo
Condition sleeve : VG〜VG+ / record : EX
まだまだモノラルが主流だった時代にステレオ・サウンドを浸透させるべく、英国では様々なステレオ盤のイージー・ラウンジ物がリリースされました。
1962年の本作もおそらくそんな1枚で、ホイッスルや鐘の音、マリンバやヴィブラフォン、ボンゴやコンガが右に左に飛び交います。
映画『第三の男』のテーマ「The Third Man」、ラテン・スタンダードの「Perfidia」をはじめ、エレキ・ギターが唸るサーフ・インスト調の「Race To Midnight」、パーカッションが賑やかな「Rinka Dink」等を収録。全体的にコミカルなナンバー中心ですが、澄み切ったチャイムの音色とエレキ主体の洗練された「Stompin' At The Savoy」は必聴です。
見開き内側に載っている楽器の配置図を見ながら聴くと、より一層立体的なサウンドに感じます。
コーティング見開きジャケットです。
両面ともに周囲に黄ばみ、背表紙沿いにシワが散見されます。ヨレ感は少なめですが、背表紙の所々にコーティング剥け、裏ジャケの背表紙沿いにコーティング浮き、剥がれ、右下に破れが見られます。見開き内側は概ね良好、抜けは無く背文字もまずまず鮮明ですが、背表紙周辺に経年・傷みが見受けられる為VGとしました。
盤はデッドワックスに薄い表面スレが散見されますが、音溝部分に目立つキズ等はありません。経年による底チリを若干感じる部分はありますが、耳障りなノイズは特にナシ。再生状態はとても良好です。
UKオリジナル盤。コーティング折り返し見開きジャケット。
Texturedラベル。
マトリクスは1Y▽4/2Y▽3