UK Columbia 33CX 10068 mono
Condition sleeve : VG / record : EX
1919年イリノイ州シカゴ生まれのアニタ・オデイ。40年代から活動する白人ジャズ・ヴォーカリストの先駆け的存在のシンガーです。
1956年の本作は、54・55年に録音された3つのセッションの音源で構成された作品で、ジミー・ロウルズやアーノルド・ロス(ピアノ)、バーニー・ケッセルにタル・ファーロウ(ギター)、リロイ・ヴィネガー(ベース)やラリー・バンカー(ドラムス)らが参加しています。
小気味良くスウィングする「Just One Of Those Things」や「Gypsy In My Soul」、ブルージーなスキャットが印象的な「Frankie And Johnny」、スタイリッシュなアレンジが光る「You're Getting To Be A Habit With Me」や「I Didn't Know What Time It Was」、メドレーに仕上げられた「There'll Never Be Another You」と「Just Friends」等を収録。
ピアノとギター主体でホーンは無し。スモーキーでしっとりとした彼女のヴォーカルを堪能するのに打ってつけな1枚、初期の大名盤です。
両面コーティングのペラジャケは、残念ながら所々に傷みが見受けられます。
表ジャケはリングすれ、右下にコーティング剥がれ、エッジ沿いに細かいシワが散見されます。裏面は少々のリングすれ、右下にコーティング剥け、左上に折れジワ、全体的にコーティングの変色を微かに感じます。四隅の角及びエッジの所々にスレ・剥がれ、背表紙上部に2センチ程の割れ有り。
盤はデッド・ワックスに僅かな表面スレ・曇りを感じますが、音溝部分に目立つスレ・スリキズ等はありません。経年による底チリを微かに感じますが、耳障りなノイズは特にナシ。英EMIの鮮やかな音質をお楽しみいただける再生状態です。
UKオリジナル盤。両面フル・コーティング折り返しペラジャケ。
マトリクスはA-3N/B-1N