UK Track 613 007 mono
Condition sleeve : EX- / record : EX-
アメリカのスタンドアップ・コメディアン、マレー・ローマンの1968年作です。
政治や差別・偏見といった内容の話を毒舌と下ネタを交えて喋り倒すというブッ飛んだ1枚ですが、注目すべきは全編通して降りそそぐサウンド・コラージュの雨あられ。雑踏や人々の笑い声、あらゆるジャンルの断片的なサウンドが混沌とした世界を創り上げています。グルーヴィーなソウルやエレクトリックなロック等、選曲のセンスに驚かされます。英語が解らない我々日本人でも十二分に楽しめる本作、小気味良いテンポで最後まで一気に聴かせます。“してやったり”の笑みを浮かべるマレーの表情にも納得、ヒップでカッコいい1枚です。
表ジャケは取り出し口沿いに点々と黄ばみ、エッジ沿いに細かいシワがやや多く見受けられますが、スレは少なめでツヤも良好です。裏ジャケは右上に小さなシミ有り。所々にこすった形跡が見られますが、光にかざして分かる程度で、一見する限りではキレイめです。抜けは無く背文字も鮮明、角スレも少なめですが、やや使用感有りの為EX-としました。
盤はヘアライン・紙スレが散見され、ラベルのヒゲも多い為、EXにマイナスを付けましたが、音に影響するような深いキズはありません。耳障りなノイズは特に無く底チリも少なめ、良好な再生状態です。B面の頭でほんの一瞬サーフェス・ノイズを感じます。
UKオリジナル盤。片面コーティング・ジャケット。
マトリクスはA//1、B//1
インナー・スリーヴは片サイドが大きく裂けています。