UK Decca LK 4684 mono
Condition sleeve : EX / record : EX+
英デッカよりリリースされたジム・ドハティ・トリオの１９６５年作です。
彼らについては調べても何ひとつ出てこないのですが、ダブリン生まれのジム・ドハティを中心としたアイルランド人ミュージシャン３人組のようです。（ジャケ右端の女性は無関係と思われます）
オルガンとサックス、ときにフルートが入るといったサウンドで、グルーヴィーな「Baubles, Bangles And Beads」、モーガン・ジェームス・デュオを彷彿とさせるコーラス・ワークの「Tonight」やスキャット入りの「Too Close For Comfort」、サックスをフィーチャーしたラテン・チューン「Eso Beso」や「Cinque Minuti」、フルートの音色が心地良い「Days Of Wine And Roses」等を収録。大半がヴォーカル入りですが、「Exodus Main Theme」や「Dr. Kildare Theme」といったインスト・ナンバーでは英国ならではのクールな演奏を聴かせます。自作曲「Ladies' Wear」と「Going Down」はＭＯＤ色濃厚のソウル・ジャズ、こちらも必聴です。
ホテルのラウンジで演奏していたという彼ら、殆ど無名のトリオですが、かなりの完成度に驚かされます。これぞ隠れ名盤、是非お試し下さい！
表ジャケは微かなリングすれ、エッジ沿いに細かいシワ、左上に少々の黄ばみと極々僅かなコーティング剥け、背表紙沿いにコーティング浮き、下部にメンバーのサインと思われる書き込みが見られますが、ヨレ感は少なめでツヤも良好です。裏ジャケは目立つ変色・汚れ等は無く、白さを保っています。抜けは無く背文字も鮮明、全体的にキレイなコンディションです。
盤はほんの僅かな線スレが光にかざして見えるのみ。両面共にほぼニア・ミントの美盤です。耳障りなノイズは一切無く、底チリも少なめ。大変良好な再生状態です。
ＵＫオリジナル盤。片面コーティング・ジャケット。溝ありラベル。
マトリクスは１Ａ／１Ａ
