UK Capitol T 2529 mono
Condition sleeve : EX〜EX+ / record : EX+
1919年アメリカ・アラバマ州生まれの世界的シンガー&ジャズ・ピアニスト、ナット・キング・コール。
本作は、まだ世の中がSP盤だった頃の45年から47年にかけての貴重な録音(恐らく未発表の音源かと思われます)を集めた作品です。彼が亡くなった翌年の1966年リリースですので追悼盤の意味もあるのではないでしょうか。
彼自身のピアノとオスカー・ムーアのギター、ジョニー・ミラーのベースのみのシンプルな構成で「When I Take My Sugar To Tea」や「You're Nobody 'Til Somebody Loves You」、「Naughty Angeline」といったスタンダードを歌います。40年代の音源というととてつもなく古いものを想像しがちですが、古臭さは微塵も無く、新録音と言われても納得してしまう程の洒落たスウィングを聴かせます。耳障りの良いソフトなヴォーカルが素晴らしいバラード「I Miss You So」、軽やかなスキャットが絶品の「That's What」等聴きどころ多し。静かな夜にゆっくりとくつろぎながら聴きたい贅沢な1枚、極上のヴォーカル名盤です。
ジャケ・盤ともにおススメのコンディションです。
表ジャケは極々僅かなリングすれのみで、シワは殆ど無くコーティングもツヤツヤです。裏ジャケも折り返し部ふちの一部に微かな薄汚れ・黄ばみを感じるくらい。白さを保っています。四隅の角に少々のスレは見られますが、抜けは無く背文字も鮮明です。
盤は薄い表面スレが光にかざして微かに見える程度。スリキズの無い美盤で、ラベルのヒゲもありません。B-1の終盤で軽いプチを3回、経年による底チリを僅かに感じる部分はありますが、耳障りなノイズは特にナシ。大変良好な再生状態です。
UKオリジナル盤。コーティング折り返しジャケット。
マトリクスは1G/1G